• "土地区画整理事業補償費"(/)
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  1. 調布市議会 2009-09-15
    平成21年 9月15日建設委員会−09月15日-01号


    取得元: 調布市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-20
    平成21年 9月15日建設委員会−09月15日-01号平成21年 9月15日建設委員会    午前9時58分 開議 ○小林 委員長   おはようございます。それでは、これより建設委員会を開会いたします。  本日も説明のための職員の出席を求めてありますので、御了承をお願いいたします。  昨日、委員会は議案第51号「平成20年度調布市一般会計歳入歳出決算の認定について」、都市整備部所管の前半部分、道路橋りょう費までの説明を終了しておりますので、本日は当該部分の質疑から審査をお願いしたいと思います。  ここで傍聴につきましてお諮りいたします。  本日申し出がありました際には座席の状況等を見ながら許可することとし、審査途中での申し出につきましては正・副委員長に一任いただきたいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○小林 委員長   異議なしと認め、さよう決定いたします。  それでは、審査に入ります。  議案第51号の都市整備部所管の前半部分、道路橋りょう費までの質疑、意見を許します。  最初に、 100、 101ページ。よろしいですか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○小林 委員長   次に、 188、 189ページ。はい、雨宮委員。 ◆雨宮 委員   1点だけなんですが、住宅関係で高齢者住宅の問題なんですが、今、住宅問題というのは非常に深刻になっていて、特に低所得者の方々の住宅というのがなかなかあるようでないようで、確保に苦労されているというふうに思うんですが、地方自治体、市レベルで対応できるのはいわゆる市営住宅、ここで言うシルバーピアということになると思いますけれども、このシルバーピアというかどうかはともかくとして、高齢者向け市営住宅といいますか、これを今後の方向性の問題として、何をもって大幅というかはいろいろあるにしても、増設をしていくという基本方向を持つべきだというふうに思っているんですが、その辺についての基本的な考え方をお聞かせいただけないかと思っているんですが。
    ○小林 委員長   はい、伊藤課長。 ◎伊藤 住宅課長   今の段階では、戸数をふやしていくというような計画はないんですけれども、高齢者、特に単身者に関してはこれからもふえていくということが予想されますので、今も下石原の市営住宅、それから、調中前市営住宅のほうでは単身者、高齢者向けの戸数を確保しているんですが、場合によっては、そういったところの内部で戸数をふやしていくようなところは検討していきたいと思っております。 ◆雨宮 委員   公営住宅が今非常に少なくなっていて、例えば公団なんかでも完全に民間化に切りかえを図っているし、住宅政策からほぼ完全に撤退しちゃっていますよね。それから、都営住宅もいわゆるリニューアル方針で、新増設はしないということで、建てかえをやっても狭くなって家賃が高くなって、相対的に所得の低い階層が多い高齢者にとっては、絶対数が足りないのにさらに住みにくくなっているという現状があると思うんですよ。そうは言っても住宅は安くないから、そんなに簡単に何百戸、何千戸という話にはならないと思うんですが、やはり、基本的なベクトルというか、向かう方向として市営住宅の絶対数そのものをふやすということは、もちろん強く求められていると思いますけども、中でも高齢者向けの住宅増設について、ちょうど新しい推進プラン、さらには3年後以降には新しい基本計画策定というある意味では絶好のチャンスになってきていますので、ひとつ検討も含めて増設という方向性を大幅に打ち出してほしいというふうに思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◎伊藤 住宅課長   今のお話として伺います。また、高齢者だと福祉部との関連も出てきますので、そちらのほうとも調整しながらふやしていけるものであれば検討していきたいと思います。 ◆雨宮 委員   この場には部長さんも同席しておられますので、ぜひ部長を先頭に計画化、具体化を図っていただくように強く要望しておきたいと思います。 ○小林 委員長   御要望ということで。 ◆雨宮 委員   はい。 ○小林 委員長   ほかにございますか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○小林 委員長   続いて、 190、 191ページ。よろしいですか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○小林 委員長   次に、 296、 297ページ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○小林 委員長   続きまして、 298、 299ページ。はい、雨宮委員。 ◆雨宮 委員   自転車の件なんですが、駐輪場問題というのは歴年というか、この間いろいろ議論されてきている経過はそれなりに承知しているつもりなんですが、同じ都市整備部の中で所管が開発調整があったり、道路課があったり、それから、交通安全もそうでしたか、何か3課ぐらいにわたっていますよね。行政の事務内容のすみ分けについて、改めて教えてほしいんです。3課のすみ分け。 ○小林 委員長   はい、岩本課長。 ◎岩本 道路課長兼道路整備担当課長   自転車関連業務といいますのは、ここ数年の組織がえによってかなり流動的に所管が動いているのが実態でございます。今現在は、マナー啓発等について、ソフト面については総合防災安全課が所管しております。ハード部門について、これは2課にわたっておりまして、主に有料化整備等の駐輪場の関係を街づくり推進課、それと放置自転車の撤去、保管、返還等の業務を道路課が所管しております。  以上です。 ○小林 委員長   はい、江田課長。 ◎江田 開発調整課長   今、開発調整課の課名が出ましたので、我々の業務につきましては、街づくり条例に伴います事前協議の段階で駐輪場の設置義務が発生した場合につきましては街づくり推進課の交通のほうと協議しなさいということで、協議の1つとしてやらせていただいております。  以上です。 ◆雨宮 委員   いろいろ歴史的な経緯がありますから、一律にすぐどうのこうの言うつもりは余りないんですけど、ただ、業務全体像を一括して把握するという意味では、すぐ、あした組織の再編をやりなさいなんて言うつもりはありませんけど、やはり、一体化した組織のもとで、今言われた業務の中身についても把握し、全体像をつかみながら推進していくというほうがよりベターなんじゃないかという感じがするんです。この間の一般質問でも、今まで処分していたけども、売却したらどうかというふうな質問もありましたよね。それから、これから立体化に伴う駐輪場の問題も相当大きな問題になってきますし、いずれにしても京王線の沿線で駅の整備が次から次へとやられていくと、駐輪場問題というのは整備、それから、もちろん放置自転車の対応、あるいは今のところは、整備と管理の運用を任せている振興センターとの関連等、いろんな問題が起こってくると思うんで、かなりボリュームの大きな仕事になってくるんじゃないかなというふうに思うんです。  ですから、そういう意味で言うと、1年先なのか2年先なのかはともかくとしても、例えば自転車対策課みたいな形のものを1つ立ち上げてもいいんじゃないかなというふうな、これはあくまでも感想的な意見を持っているんですけど、その辺、方向性の問題としていかがなもんでしょうか。 ○小林 委員長   はい、足高次長。 ◎足高 都市整備部次長都市整備部付主幹事務取扱   確かに経過があって、あちこちというのはございます。一般質問等の御答弁の中でも申し上げましたけども、今、組織的にちょっと見直しを図ろうということで、それについては皆様方の御意見も含めて検討してまいっておりますので、その辺のところで御了解いただきたいと思います。 ◆雨宮 委員   それから、もう一点、今後の増設の方向性の問題なんですが、これまでの経過の中でいわゆる用地を借り上げをしている部分については無償を続けていきますよと。しかし、相続かなんかの問題がいろいろ出てきて、行く行くは借り上げ方式から用地を買い上げて、金をかけて整備していくものについては有料化だということは基本方向として確認されているというふうに認識はしているんですけれども、自転車の駐輪場整備計画というのはもうつくってあるんですよね。それによりますと、全体としてどのくらいの駐輪場のキャパを想定しているのか。  それから、調布は何年先までふえ続けるかわかりませんけど、今のところ人口微増現象がずっと続いていますよね。そういうもとでの対応として、現在策定されている整備計画の収容台数で十分対応し切れるのかどうかというあたりの先の見通しの問題、これも含めてちょっと御答弁願いたいと思います。 ○小林 委員長   はい、河西課長。 ◎河西 街づくり推進課長都市政策担当課長交通計画担当課長   平成19年度策定いたしました調布市の自転車等対策実施計画の中でも人口微増ということでございますので、これは、37年度の必要台数というのを想定しまして将来不足予想量を出しております。それに伴って駐輪場の整備を行っていく。いわゆる必要台数を確保しながら、これは、駐輪場をつくればいいというだけではなくて、いずれにしても、その後の放置自転車対策等に結びついてくる内容ですし、自転車利用の促進にも結びついてくる内容でございますので、そのような内容を一体的に考えながら駐車場の整備を順次行っているところでございます。  昨年度につきましては、西調布、京王多摩川、仙川、飛田給は既に駐輪場がございましたので、その4駅の整備を行いまして、同様に放置自転車対策の強化も行っているということで、この後、連立の部分、さらには柴崎等を行いまして、駐輪場の整備についてはできる限り短時間の中で整備を行って完結させるというような進め方を今しているところでございます。 ◆雨宮 委員   今のはわかりました。整備計画の中で想定している、要するに最大キャパ、収容台数、総台数で結構ですから。 ◎河西 街づくり推進課長都市政策担当課長交通計画担当課長   済みません。将来予測の台数が駅ごとに出しておりまして、駅ごとでよろしいですか。例えば仙川駅でございますと、現在 3,800台供給していますが、将来的には 4,850台、約 1,000台以上必要だと。つつじヶ丘ですと現在 2,750台供給しておりまして、今、少々余っている状態でございますので、将来37年度、大体 2,000台前後というような予測をしております。柴崎についても現在 770台でございますが、こちらも使い方からいって大体同じような台数ということで、 750台前後ということでございます。国領駅につきましても 2,530台、これは遠い場所に駐輪場がありますので、使っていない場所も結構ありますので、近くに寄せてきまして、連立の跡地等を活用しながら、そういうことも考えながら大体同じような台数でということでございます。布田につきましては、現在 190台でございますが、将来的には 370台でございます。西調布につきましては 1,800台、今は完結しておりますが、こちらも現在整備した台数ということになります。飛田給につきましては、地下の駐輪場がございまして、今、余剰がある状態でございますので、そのままの状態でも予測的には大丈夫ということでございます。多摩川につきましては、 750台ほどでございますが、こちらも現在余っているような状況でございますので、そちらにつきましても同様の台数でおおむねいけるという内容でございます。  調布でございますが、こちらが一番大きな問題ということでございまして、今、大体 7,500台駐輪場ございますが、こちらも離れている場所等もございまして、こちらは 8,000台程度必要という予測を立てております。  以上、駅ばらばらでの説明ではございましたが、そのような予測のもとに整備を行っているということでございます。 ◆雨宮 委員   各駅それぞれの状況はあると思うんですけど、特に、今もお話がありましたように、調布駅。この間、例えばいわゆるデザイン・コンセプト、ずっと取り組んでくる間、あるいはデザイン・コンセプトの前の段階でも駅広をどうするんだという話、あるいは線路敷の跡地活用の話なんかを通じても駐輪場はどうするんだという話、市民の皆さんの間からもかなり出ていたと思うんですよ。デザイン・コンセプトの絵柄を見ると、一体あそこのどこに駐輪場を入れるのよと疑問がわくんですが、いっそのこと地下に入れろなんて言う人もいるみたいですけど、それはともかくとしても、ああいうのと合わせて、調布の駅周辺にはこれからまだかかる事業として再開発2つありますよね。うまくいくかどうかは別ですよ。再開発の建築物の中へ、あるいは、その敷地の中に駐輪場を設置させるというふうな考え方というのは、必置までいくかどうかは何とも言えない部分があるんですけども、そういう考え方というのは今のところ持っていないんですか。 ◎河西 街づくり推進課長都市政策担当課長交通計画担当課長   再開発そのものが公共施設を入れるかどうかの問題になってまいります。基本的には、附置台数、いわゆるビルとして必要な台数はそこにとっていただく。隔地でとる場合もございますが、基本的には必要台数は最低限とっていただくということで、さらに公共として必要ということがあれば交渉ということになるんですが、再開発はなかなか難しいところがございまして、先ほど御説明したように連続立体交差事業の鉄道跡地、こちらは今、京王電鉄さんが所有している土地なので、今後、交渉の中でどうなるかわかりませんが、その土地についての交渉、また、既存の土地の立体化等を考えながら、先ほど委員のほうでも言われた、最悪、では地下に入れるのかということも踏まえながら今、検討しているところでございます。  ただ、コスト的な問題と動線の問題がございまして、やはり、どこでもつくればいいという問題ではございませんし、動線が交わってしまうと事故ということが考えられますので、そういうことも考えながら、今、ベストな位置、またコストも考えながら検討している段階でございます。 ◆雨宮 委員   最後にしますけれど、今、2つの再開発計画というのは北と南の東、それから、ちらちらいろんな報告書なんか読んでみると、あと1つ、2つぐらい類似したような事業が浮かび上がってきそうな予想もできるんですね。そうしますと、将来に向けて市の条例として設置義務化、あるいは準義務化、こういうものを盛り込んだ条例の検討も必要なのかなというふうに私個人的には思っているんですね。  いずれにしても、自転車問題というのはつくればふえるし、またつくればまたふえるしみたいなことで、ここで終着だという地点が見えないという要素がありますから、単純に簡単にふやし続ければいいという話にはならないと思いますけれども、抑制という側面も考えながら、同時に必要なものについては積極的に検討していくというスタンスで今後臨んでいただきたいというふうに思います。 ○小林 委員長   ほかに。はい、福田委員。 ◆福田 委員   ミニバスなんですけども、事務報告の 418ページに利用者、19年、20年、 3.3%ふえているということなんですけども、ミニバスの運行事業補助金ということで 813万円入っているんですけども、これ、収支はどんなふうになっているのかというのをお尋ねしたいんですが。 ○小林 委員長   はい、河野副主幹。 ◎河野 街づくり推進課副主幹   ミニバス西路線につきましては、京王バスの運行でお願いしているところでございます。その中で収支決算をお願いしておりまして、収入的には 3,600万円余、あと運行業務費として 4,419万円ということで、その補てんという形で補助金を支出しているものでございます。  以上です。 ◆福田 委員   わかりました。ちょうど 800万円ぐらい補てんしているという感じなんですけども、あともう一点なんですが、事務報告に中に北路線の全面運行に向けた調査検討を進めているというふうになっているんですけども、その進捗状況みたいなものをちょっと教えていただきたいんですけど。 ◎河野 街づくり推進課副主幹   ミニバス北路線につきましては、今、折り返し場までの運転という形になっております。原山通りをずっと北に上がっていくという路線で検討しているところでございます。現在、一方通行の問題であるとか、スクールゾーンの問題であるとか、野ヶ谷団地居住者専用という部分の問題、あと幅員等の問題もございますので、その辺も含めながら、今、交通管理者と協議を始めているところでございます。また、地元の地区協の皆さん方との意見交換を始めているところでございます。 ◆福田 委員   わかりました。ちょっとまだめどが立っていない、そういう感じでよろしいんですかね。 ◎河野 街づくり推進課副主幹   現段階におきましては、何年度に開通という見通しとはまだ申し上げられないというところでございます。 ◆福田 委員   はい、結構です。ありがとうございました。 ○小林 委員長   はい、内藤委員。 ◆内藤 委員   ミニバスのことです。簡単になるかと思いますが、大きく利用状況と利用料金についてお伺いしたいと思います。先ほど福田委員のほうからもございましたが、利用状況を見ますと、平成19年度は74万 5,753人で、20年度が77万 174人ということで、事務報告書を見ると3%増ということになっておりますが、約2万 5,000人利用者がふえているということなんですが、私のほうにも増便をしていただきたいというようなお声もあります。1つは、今後の増便、人口もふえておりますし、増便に対してどのようにお考えなのか、また検討されているのかというのが1つと、また、3%の増なんですが、中身を見ますと西が 5.6%プラス、東がマイナス 3.8、北が何と 7.2%増になっております。北路線の利用者が非常に多くなっているという状況の中で、例えば20年度には西路線で終バスの延長がされていると思うんですが、北路線について、先ほどは利用便をもう少しふやしていただきたいということに対してのあれだったんですが、終バスの延長、北路線に対してどのようにお考えなのか。終便の要望もあるということで御質問したいと思います。利用料金については、またあとで御質問させていただきたいと思います。 ○小林 委員長   はい、河野副主幹。 ◎河野 街づくり推進課副主幹   増便の件でございます。西路線につきましては、20時と20時20分という形で増便させていただきました。京王バスさんとの協議によりまして増加させていただいたところでございますが、実際の利用者数からいきますと日中よりかなり少ないという部分もございまして、京王バスさんとしてもなかなか苦しい営業を続けているという状況でございます。  北路線につきましても今後とも京王バスさんと協議するという形でお願いはしていきたいというふうに考えています。 ◆内藤 委員   増便についての御検討は前向きに御協議いただきたいと思います。  あと、利用料金についてなんですが、ちょっと調べましたところ、調布市ではミニバスというふうに呼ばれているんですが、こういったコミュニティーバスに関しては、東京都では昨年 121路線あるということで、その後ふえているかもしれませんが、そういった中で約半分の59路線がシルバーパスを利用できるということなんです。調布市におきましてはシルバーパスが利用できるということで、逆に言えば東京都全体の中で半分しかシルバーパスが利用できない中で、調布市においては利用できるということで、本当に評価するところであるというふうに思います。  そういった中で、利用料金一律 200円ということに対しての御意見も聞こえてくるんですが、例えば府中なんかだと 100円ということも聞いているんですが、この利用料金についてのお考えは、例えば今後利用者がふえていく中で御検討されていくんでしょうか。 ○小林 委員長   はい、河西課長。
    ◎河西 街づくり推進課長都市政策担当課長交通計画担当課長   実は、3路線に関しましては市でバスの購入、先ほどの補助金等を負担している状況でございます。実際に高齢者等の利用者が非常に多いということで、約6割弱の方がシルバーパスで利用しているということもございまして、最終的にはやはりお金の問題になってくると考えております。ワンコインバス等の問題も検討させていただきまして、基本的にシルバーパスを利用しなければワンコインということもあるんですが、なかなか難しい問題がございまして、利益の問題等もございまして、やはり、市がどれだけ出せるかという話になってきたときに、では、ワンコインで、そこをお認めいただけるかというのは難しい話だと思います。そういう検討は進めさせていただきますが、今の段階では、やはり、今の利用料金で運行していくのがベストじゃないかという考えを持っているところでございます。 ◆内藤 委員   御丁寧な御答弁ありがとうございました。 ○小林 委員長   よろしいですか。 ◆内藤 委員   結構です。 ○小林 委員長   はい、雨宮委員。 ◆雨宮 委員   私もミニバスの件なんですが、北路線の問題で従来は最大のネックといいますか、問題になっていたのが例の原山線の道路問題ですよね。あれは、もう半年か1年ぐらい前に基本的に問題としては解決した、境界まで確定されたんですよね。そうすると、今の段階で、道路整備にいつから取り組むかという問題があるから何年ということは言明でき得ないとしても、そういう財政問題をわきに置いた場合に、技術的、あるいは権利的な部分でまだ解決されていない問題というのは何かあるんですか。 ○小林 委員長   はい、河西課長。 ◎河西 街づくり推進課長都市政策担当課長交通計画担当課長   バスが通るとなると、やはり交通上の問題がございまして、今まさに交通管理者との協議はそこに集中している状況でございます。先ほど御説明させていただきました一方通行の問題、スクールゾーンの問題、さらに一番大きな問題がバスがすれ違うだけの幅員をどう確保するか。ほかには歩行者の安全性の問題がございますので、そうなってくると、委員まさに言われたように、そこの所有権者、権利者との土地の売買が発生してくるということでございまして、これはなかなか簡単にいく話ではないということになります。  そうすると、今現在でも入り口の部分、佐須街道から入ってくる部分、さらには今、幅員がおおむね6メーター以上必要だというような話はされているんですが、必ず6メーターということではないと思うんですが、交渉の中で幅員が足りないところをどうしていくかということもございまして、そのような幅員確保の問題等も今大きな課題となっているという状況でございます。 ◆雨宮 委員   その件は了解です。  西の路線なんですが、先ほども内藤委員からお話がありましたけども、北が7で西が 5.6だから似たり寄ったりの増加率を示しているんですが、現場でバスに乗ったことありますか。どんな状況になっているか。 ◎河西 街づくり推進課長都市政策担当課長交通計画担当課長   私は乗ったことはないんですが、乗っている職員がいますので、かなり混雑しているという状況は聞いております。 ◆雨宮 委員   私自身も一般質問でも西側の増発ないしは路線の新設を含めた質問をしたことがありますけども、路線の新設となると、これはなかなかの話になりますけども、ちなみに今、西路線の時刻は30分に1本で、バス停で待ち人が結構多いらしいんですね。特に雨なんか降っていると非常に大変だということだし、先ほど説明がありましたように、相対的には利用者は高齢者が多いから余計肉体的な困難さを伴っているようです。ぜひ増発を検討していただきたいし、交通事業者等の検討も含めて前向きに進めてほしいと思いますけども、現状での市の認識はいかがですか。 ◎河西 街づくり推進課長都市政策担当課長交通計画担当課長   先ほども説明させていただきましたが、現在、西路線バスが2台ということでございまして、購入するとなるとバスもそんなに安いものではございません。やはり、 1,500万前後という値段でございます。また、運転手さんの問題等もございまして、そのことについて事業者として京王バスと交渉しながら、何かいい点はないのかという交渉は今しているところでございます。時間延長で済むのか、例えば昼間の便を減らして夜をふやすということでいいのかということもあるんですが、運転手さんの問題からいってそう簡単にいくような問題ではございませんので、今後も検討のほうは続けさせていただきます。なるべく乗れる人がうまく乗り切れるような形での検討はさせていただきたいと思います。  実は1つ、京王のほうとしてもミニバスではなくて路線バス等を並行して走らせて、乗り切れなかった方についてはそちらのほうを利用していただくような手も打っておりますので、さらにまだ乗れないということであれば、また京王のほうと調整させていただきながら考えていきたいというところでございます。 ◆雨宮 委員   とにかく公共交通機関の事実上の空白地帯というのが京王多摩川の方面あります。確かにこの前の質問のときも 500メーターとか 300メーターというお話があったと思うんですけど、そんな距離でバス停を置きますというんだけど、やはり高齢者の人にとっての 500メーターとかいうのはそんなに簡単な話じゃないと思うんですよ。健康で強くて、いつも運動をやっているような人はともかくとしても、大体、60代後半から70過ぎていけば大概の方は足腰という問題になってきますから、そこは当然採算性の問題はあるにしても、どちらを優先するかという話にもなってきますから、7階だけの取り組みでなくて、行政経営のほうにも政策的に働きかけてもらって、大きな歩を進めていただきたいというふうに思います。これは意見で結構です。 ○小林 委員長   このページよろしいですか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○小林 委員長   それでは、次に 300、 301ページ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○小林 委員長   続いて、 302、 303ページ。はい、雨宮委員。 ◆雨宮 委員   このページ、 303ページのトップに公社の経営健全化促進事業ということで、事業用地の買収費という書き方をしてあるんですが、具体的に何のためのどこなのかというのが明記されていないんですよね。実は、こういう表現というのは都市整備部関係全体でたしか7件か6件あったと思うんですが、そのすべてについて、具体的に何の事業目的で、どこをどれだけ買ったのかということを、値段は書いてあるんですけど、この委員会中に資料として出してもらいたいというふうにお願いしたいんですが、いかがでしょうか。 ○小林 委員長   ただいま資料要求がありました。  お諮りいたします。  この資料要求について賛成の方の挙手を求めます。    〔賛成者挙手〕 ○小林 委員長   では、資料要求を委員会の総意として求めたいと思いますので、よろしいでしょうか。内容はわかりましたね。ということで、よろしくお願いいたします。今委員会中に提出をお願いいたします。  ほかに質疑はありますか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○小林 委員長   続きまして、 304、 305ページ。はい、雨宮委員。 ◆雨宮 委員   ここの構造計算の適合判定委託料ありますよね。予算審議の委員会の議事録を読んでいたら、ここは結構話題になっていたみたいで、ここ一年間経過してみて、この実績というのか、担当者としての受けとめ方というのはどうですか。 ○小林 委員長   はい、鎌上課長。 ◎鎌上 建築指導課長   件数につきましては、19年度につきましては3件。建築基準法改正が平成19年6月20日に行われたわけでございますけども、その中で新たな取り組みとして構造適合性判定というところが出てまいりました。19年につきましては3件という形で、当初申請の手控え等があってなかなか出てこなかった状況でございますけども、20年度につきましては13件ということで大幅にふえている状況でございます。申請案件についてもだんだん手なれてきたというところで、申請件数がふえてきているところでございます。  以上でございます。 ◆雨宮 委員   実際、適合性の判定をやって、例えば技術的に一時期問題になった建築確認で差し戻しあったじゃないですか。民間審査機関でやったんだけど、行政がやったらちょっと問題があったみたいな話があったと思うんですけど、この件では、そういうことというのは見当たらないんですか。 ◎鎌上 建築指導課長   この件については、そういった件は全くございません。  以上でございます。 ◆雨宮 委員   それから、この予算措置の問題なんですが、これは件数で委託じゃなくて、単価発注じゃないけど、1年間これだけでとにかくやってくださいよという発注の仕方なんですか。それとも審査件数に何らかの形でリンクさせる、1件につき幾らみたいな、どういう予算の組み立て方になっているんですか。 ◎鎌上 建築指導課長   こちらにつきましては、単価を定めまして、1件につき幾らといったことでございます。  以上でございます。 ◆雨宮 委員   そうすると、予算段階ではあくまでも見込みを立てて、決算としては実績に応じてそれを精査していくという形になるわけですね。 ◎鎌上 建築指導課長   さようでございます。 ○小林 委員長   このページよろしいですか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○小林 委員長   それでは、次に 306、 307ページ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○小林 委員長   続きまして、 308、 309ページ。はい、雨宮委員。 ◆雨宮 委員   ふれあいのみちづくりの件なんですが、たしか事務報告書を見てもモデル的というふうな表現がとってあったような気がしますけれども、事業の性格と目的というのかしら、それから、今後将来的な展開予定というか、その辺の見通しについて。 ○小林 委員長   はい、岩本課長。 ◎岩本 道路課長兼道路整備担当課長   ふれあいのみちづくり事業といいますのは、平成17年に立ち上げた事業でございまして、論点として2つございます。1つは、アドプト制度と昨今言われておりますけども、市民に自分の生活圏である道路について愛着を持って接していただきたいという趣旨が1つ。それと、あとは道路課のほうで市内道路パトロールを定期的に行っておりますが、なかなか目が行き届かないというところがあって、市民の方の団体の方に陥没とか街路灯が切れているとか、道路の異常等について情報としていただければ、こちらもメンテナンス上、非常に助かるということで、その2点からそういう形の活動を要綱を定めて団体を募っているところでございます。  これについては、一定の成果をここ数年上げてきているという判断をしておりまして、今後、さらに展開を図っていきたいと考えている事業でございます。 ◆雨宮 委員   この団体というのは、既成の団体、例えば自治会みたいな。 ◎岩本 道路課長兼道路整備担当課長   自治会、商店会の組織になっている方でも結構ですし、複数名募っていただいて、団体の名称を適当に決めていただいて、図面で地元のエリアをしっかり決めて、そのエリアの道路を見ていただくという形で、柔軟に対応できるようなシステムになっております。 ◆雨宮 委員   その次の道路維持管理とも関連してくると思うんですが、今のお話ですと、基本はあくまでも市道ということになろうかと思いますけれども、例えば最近ふえている大規模な造成住宅、一塊の戸建ての造成だとか、数戸のマンションならともかく大規模、数百戸規模のマンションなんかになるといわゆる敷地内通路があるじゃないですか。実態を見れば外部の車が通ったり、人が通ったりして、実態としては公道的な状況にあるような道も結構ありますよね。そういうものも含めて、このふれあいみちづくり事業の対象にはなり得るんですか。 ◎岩本 道路課長兼道路整備担当課長   今の要綱の定めでは、調布の市道といってもいろんな種類があって、歩車の分離がされていないような道路、非常に危険ですね。例えば清掃等をやっていただいても車と交錯するというような道路については、今の要綱では除外視しておりまして、一定の幅員の歩道が設置されている、その歩道部分というふうに限って今現在は要綱として定まっておりますが、先ほど委員が言われましたような調布の管理道路ということで、市道の認定をしていない道路、あるいは水路等も含めまして──今、水路としての用途が廃滅している水路も多々ございます。特に小学校の周辺などは、昔から暗黙で花壇みたいな形で地域のために使っていただいているようなところもございますので、そういうところまで守備範囲を広げて、要綱の改正を今、検討しているところでございます。 ◆雨宮 委員   自分のために水を引くつもりはないんですけど、多摩川住宅にも市道でない道がいっぱいあるんですよね。いわゆる東西道路と言われて、結構穴がぼこぼこあいてたりするところがあるんですけど、そういうところについては簡易な修繕しますよという話は以前いただいているんですが、それはそれとして、私の割と近場にさっき言った昔の銀行のグラウンドか何かの跡地に造成されている 100数十戸の規模の造成住宅があって、その中に、多分今言われた管理道路というふうなものがあるんですよね。では、そういうものについても今の対象になるというふうに理解しておいてよろしいんですか。 ◎岩本 道路課長兼道路整備担当課長   要綱の改正の中でどれだけ盛り込めるかというところを含めて、ちょっと検討したいと思います。 ◆雨宮 委員   事業の性格上、もちろん住民の方に無理やりお願いするということはできないと思うんですが、ただ、そういう制度がありますよということを知らない人も結構いるんじゃないかというふうに思うんですよ。善意で、ボランティアで住環境がよくなるわけですから、そういう点では、要綱の改正と合わせて、ひとつ周知のほうも徹底していただくように、これはお願いしておきます。
    ○小林 委員長   ほかにございますか。はい、内藤委員。 ◆内藤 委員   関連になるかもしれないんですが、道路の維持管理になるんでしょうか、これから寒くなりますとカーブミラーが曇ってくるんですね。この点についても、やはり、見えない、危ないというふうなことで市民の方からそういった御意見をいただくんですが、カーブミラーの管理というか、よくボランティアでカーブミラーをふいていらっしゃる方たちも見ますけれども、この点についてちょっとお伺いしたいんですが。 ○小林 委員長   はい、岩本課長。 ◎岩本 道路課長兼道路整備担当課長   今、冬場曇るというような委員からの御指摘でございますが、調布の気温の下がり方からして霜が張ってというようなことではないと思います。鏡面が劣化していることによって見にくくなっているというのが、その大半だと思いますので、その都度、御指摘をいただいて対応していくということで、ミラーも市内全体でかなりの数がございますがので、定期的に清掃ということは今のところやっておりませんので、見にくかったり、隠れて見えないというようなことがあれば、その都度、道路課に御連絡いただければすぐ対応していきたいというふうに思います。 ◆内藤 委員   ありがとうございます。 ○小林 委員長   はい、福田委員。 ◆福田 委員   道路維持管理費の光熱水費のところで 9,500万円という金額があるんですけども、たしか御説明では街路灯の電気代等々ということだったかと思うんですが、電気代幾らぐらいかわかりますか。 ○小林 委員長   はい、岩本課長。 ◎岩本 道路課長兼道路整備担当課長   この光熱水費につきましては、電気代すべてでございます。 ◆福田 委員   ちなみに市内に街路灯、何ヵ所ぐらいあるかわかりますか。 ○小林 委員長   御前課長補佐。 ◎御前 道路課長補佐   道路課で管理している街路灯につきましては約1万 3,900基ございます。  以上でございます。 ◆福田 委員   ありがとうございます。1万 3,900基で 9,500万、まあまあな値段、やはり電気代かかるんだなというのを感じたんですけども、試験的に今、LEDのあれをやっていますよね。何ヵ所かあったと思うんですけども、何かつけて問題があるとか、例えば照度が暗いとか、そういう影響というのは何かありますか。 ◎岩本 道路課長兼道路整備担当課長   今、委員が御指摘のような問題というのは全くなくて、いかに導入を図っていくかというところを検討しているところでございます。 ◆福田 委員   ありがとうございました。まさにそこで、LEDにすると電気代うんと安いと思うんですよ。1万 3,900ヵ所あるということなんですけども、長い目で見てじゃんじゃんかえていけという感じなのか、どういう認識を持ってLEDに切りかえていくおつもりなのかというのをちょっとお聞きしたい。 ◎岩本 道路課長兼道路整備担当課長   まさに今、長期的にどういう形で何年後にペイするかというようなところを含めて検討しておりまして、1つの問題点は、まだイニシャルコストが高いということでございます。汎用化された製品がどんどん出てきてはおりますけども、価格の下がり方がまだ若干物足りないということで、その辺の様子を見ているということと、あとは実際にカタログ値と違って電気代がどのぐらい今の蛍光灯とか水銀灯と違うのかというところのデータをとった上で、取りかえの基数を決めて、電気代との兼ね合いを見て何年後にペイできるというのを含めて、検討結果を出した上で導入していきたいと、そういう手順でございます。 ◆福田 委員   わかりました。ありがとうございました。ちょっと様子を見ながらという感じになるかと思いますけども、今のところ問題ないということなんで、下がり方を見つつ導入していっていただきたい。  以上です。 ○小林 委員長   ほかにありますか。はい、真山委員。 ◆真山 委員   私もそのLEDの関連なんですが、今、小島町のところ2本やっているということで、もう3ヵ月ぐらいなったんですが、実際にやってみてどうなのかというのと、私の考えでは、本格導入を検討するという意味で言うと、2本だけで十分なのか。つまり、ああいうものというのはもう少し数が例えば10本とか、あるいは一定の道路全部やってみて初めてデータが出るんじゃないかと思うんですが、2本だけでやっていてデータが出るというような解釈なのかどうかということと、それから、今やっている段階で2本だけである程度、将来見通した結果が今のところ何か予感するような感じというのは出ているんでしょうか。 ○小林 委員長   はい、岩本課長。 ◎岩本 道路課長兼道路整備担当課長   今、器具単体の試験という位置づけでございまして、また新たな製品が、ちょっと汎用性を期待できる製品が出てきているので、今度ちょっと取りかえてつけてみたいと。その次の段階としては、先ほど委員がおっしゃったように路線に広げて点灯試験をやってみたいなと考えております。 ◆真山 委員   ありがとうございました。私も将来有望じゃないかと。実用性が非常に大きいもの、夢のあるものじゃないかと思っているんですが、2本だけで実験というのは十分にできるのかなという危惧をちょっと感じているのと、もう既にある程度導入したところがあるわけですね。例えば商店街が全部LEDをやっているとか、そういうところの結果なんか見ながらね。やはり、私も光熱水費は随分かかるものだなと思っていますし、これがどのくらい減らせるのかという期待も込めて、これは、ぜひ積極的にやっていただきたいと思います。 ○小林 委員長   ほかに。はい、雨宮委員。 ◆雨宮 委員   一番上に道路の現況図作成委託料 110万円とありますよね。この種の委託料にしては金額が非常に少ないなという印象で、例えば前のページに道路台帳の補正委託で 2,200万、さらにどこがどう違うのかよくわからないんですけども、路線調査測量、測量とはっきりわかるんですが、これでも 1,300万ぐらいじゃないですか。特に道路台帳と現況図との関係はどうなるのかということと、具体的にこの現況図の作成委託というのはどういう中身なのかということについて教えていただけませんか。 ○小林 委員長   はい、岩本課長。 ◎岩本 道路課長兼道路整備担当課長   通常の道路区域図とか道路境界図というのを道路課で管理しておりますが、それは一定の測量に基づいてその都度作成していくということで、それについては 307ページにございます路線調査測量の中で図面の作成を行っております。  今、御指摘の 309ページの道路現況図等というところにつきましては、議案関係に絞って、図面の作成の仕方が通常の図面と異なるところが多々ございます。議案関係の図面について廃止、それと新たな認定の図面を4定例会分について作成した費用でございます。 ◆雨宮 委員   そうすると、今度もいただいたあの資料のことですよね。 ◎岩本 道路課長兼道路整備担当課長   はい。 ◆雨宮 委員   あれは所管のところでじかにつくっているわけじゃないんですか。何かソフトがあるのかと思ったら、そうじゃないんだ。 ◎岩本 道路課長兼道路整備担当課長   委託をしてつくっております。 ◆雨宮 委員   業務の量が非常に多いんでしょうから委託というのもわからんわけではありませんが、自前でやるというのはどうなんでしょう。ちょっとどうなのかなと思いますけどね。わかりました。  では、あと一点だけ。さっきの話じゃありませんけど、これも1件当たり幾らみたいな単価契約みたいな話になるんですか。 ◎岩本 道路課長兼道路整備担当課長   そのとおりでございます。 ○小林 委員長   このページよろしいでしょうか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○小林 委員長   続いて、 310、 311ページ。はい、雨宮委員。 ◆雨宮 委員   地籍調査のことなんですけど、事務報告書によっても財源的には国と東京都でたしか4分の3出ることになっていますよね。市の負担は4分の1ということになりますけども、これ、一番最初に予算化されたときは非常に小さな小さな金額だったんですよ。一体全体何の目的でこういうことをやるんですかというふうに私は聞いた覚えがあるんですけど、さっき言いましたけど、予算のときのやりとりを議事録で見てみたら、構えはでかいというか、要するに国土法でしたか、法律上は一応全域調査だというふうに建前はなっているんだが、お金が膨大にかかるんでみたいな話も一方でありますよね。今年度は約 3,000万ということで、今後の見通しの問題としてなんですが、例えば5ヵ年計画とか10ヵ年計画とか、そういう年次計画を持って臨もうとしているのか、そこそこ予算のとれる範囲でぼちぼちやっていこうかという話なのか。法律に定められているからといっても、やってもやらなくてもいいみたいなものを数千万円の予算を毎年かけてやっていくというのはどうなのかなという疑問があるんですけども、その辺、法律との関係も含めてどうなんでしょうか。 ○小林 委員長   はい、岩本課長。 ◎岩本 道路課長兼道路整備担当課長   都市整備部の中で一応10年間の進め方の考え方を策定して進んでおります。ただ、1つの課の1つの係でこの地籍調査事業をずっと継続してやっていくのかという議論もございますので、事務事業としても全庁的な話題ができるような形で今働きかけをしておりまして、最終的にどこの部署が所管していくのが一番いいんだということも含めて議論を開始したところでございます。  今後10年につきましては、基本的に今手がけている地区の周辺を含めて数地区について街区と中の一筆調査を進めていくということで考えております。 ◆雨宮 委員   事務報告書に国土調査法という根拠法律が述べられているんですけど、この国土調査法の中では期限の指定というか、規定というのはあるんですか。 ◎岩本 道路課長兼道路整備担当課長   特に定められておりません。 ◆雨宮 委員   期限のない法律はおもしろい法律ですけど、やるなと言うつもりはないんですけど、こういうものが整備されていれば不要なトラブルを排していくという効用は確かにあると思うんです。だけど、さっきの頭の説明でも当面、上石原1、2丁目という話ですよね。ごくごく限定されたエリアということになると思うんです。ですから、完全にやめろなんていうことを言うつもりはないんですけども、毎年取り組んでいくに当たってどのぐらいの予算措置が望ましいのか、これについては再検討というか、さらに精査をかける必要があるんじゃないかなというふうな感じがします。  というのは、ここは総務委員会じゃないから財政問題余り触れませんけど、全体の財政状況が非常に厳しくなってくるのは目に見えているわけですから、そういう中ではどこを削れるのかという精査、今まで以上に厳しく目を光らせていく必要があるんじゃないかというふうに思いますので、その辺はよろしくお願いします。 ○小林 委員長   よろしいですか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○小林 委員長   それでは、次に 312、 313ページ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○小林 委員長   続いて、 314、 315ページ。はい、雨宮委員。 ◆雨宮 委員   ここは前ページの狭隘道路と同じような性格の話なんですが、生活道路についても整備計画があると思うんですが、計画との関係で進捗、全体状況はどんな状況になっているんでしょうか。 ○小林 委員長   はい、岩本課長。 ◎岩本 道路課長兼道路整備担当課長 
     今、生活道路網整備計画というのがございまして、計画の総延長が13万 4,000メートルございます。平成20年度末時点で3万 8,710メートルということで、進捗率としては28.9%でございます。 ◆雨宮 委員   全体の進捗率が約3割ということなんですが、この整備計画の計画期間というのは何年でしたか。 ◎岩本 道路課長兼道路整備担当課長   この整備計画については、計画期間というのは定めておりません。何年度整備完了という期限は定めておりません。 ◆雨宮 委員   計画自体、期限の定めがないということを逆に言うと、よほど意識的な整備方針を持って臨まないとなかなか進まないのかなと。もちろん、相手のあることですから、市側の思いだけで単純にいく問題ではありませんけど、そこで次期の推進プラン、これから策定すると思いますけども、推進プランの中には残りの7割分のどのぐらいを盛り込もうとしているのか。あるいは、まだそこまで検討がいっていないのかちょっとわかりませんけれども、少なくとも現況でどの程度まで推進プランの中に取り込んでいく必要性があるのかなということを直接の所管部署としてはどんなふうな認識をお持ちですか。 ◎岩本 道路課長兼道路整備担当課長   推進プランにどの程度の進捗を見込むというのは、今現在ではまだ想定しておりません。実は、これ、昭和61年に策定した計画で、平成6年に一部改定をしておりますけども、実際、今、優先度、それと中心市街地周辺の都市計画道路に接続するような生活道路等、優先度の観点からもう一段と精査をかけて、必要幅員と必要な路線というものの精査をかけないと、路線がすごく多い割にはどこからどういう形で手をつけていけばいいのかというのが少し見えない状況になってきておりますので、今、計画の見直し作業をやっているところでございますので、その中で優先順位等を路線ごとで出して、それを次期プランの中に整備計画ということでパーセントを提示していければなというふうに考えているところでございます。 ◆雨宮 委員   何で推進プログラムのことを持ち出したかといいますと、同じ道路でも一方の都市計画道路では第3次の優先路線でしたか、10路線指定して年限を切っているわけですよ。実際にそれでいくかはどうかは別ですけれども、生活道路や狭隘道路はもっともっと住民生活に密着している問題ですから、全体の計画そのものがあったとしても、では、いつまでに推進していくのかという期限と整備量を明確にした上で取り組んでいくということにしていかないと、自然発生じゃないけれども、成り行き任せということだとなかなか事が進まないんじゃないか。さっきの繰り返しになるかもしれませんけど、全体としては財政状況がますます大変になってきますから。もちろん余分なものをやれという意味じゃないんですよ。先ほど精査ということを言われましたけど、まさに精査して、優先順位もつけながら、しかし、急ぐところは急ぐ、こういうめり張りのきいたプログラムに反映させるように努力していただきたいと思います。 ○小林 委員長   ほかにありますか。はい、内藤委員。 ◆内藤 委員   私からは橋りょう維持管理費についてお伺いしたいと思います。この事務報告書によりますと、市内の橋りょうは71あって、このうち耐震が必要なのが46あるということなんですが、平成20年度末時点で16が完了していると。20年度は仙川の橋が3つ補強工事されたということなんですが、つまり、あと30残っているんですね。少し前でしょうか、どこか橋が落ちたという報道をテレビで見たときに、これは、やはり最優先でやるべきではないかなというふうに思うわけなんですが、2点あります。1ヵ所についての工事期間はどのぐらいかかるのか。それと、あと、その30に対して今後どういった計画をされているのか、教えていただけますか。 ○小林 委員長   はい、岩本課長。 ◎岩本 道路課長兼道路整備担当課長   まず工事期間でございますけど、これは、耐震の補強の程度によってかなり左右されてまいります。もう落橋の危険があるような橋で少し大規模な橋でありましたら、6ヵ月、8ヵ月ということで、いずれにしても1ヵ年の中でおさまる程度でございます。小規模な補強で終了するものについては4ヵ月から半年程度ということで、今までの実績で言いますと、そういう感じの補強の期間でございます。  それと2点目の御質問であります、あと30橋あるのにということなんですが、まさに問題視しておりまして、なるべく早く補修を完了したいということで、今、10年次計画を策定いたしまして、耐震補強が必要な橋については平成26年度に補修を完了したいと。それ以外の耐震上は問題ないんだけど、劣化等があっていろいろ問題のある橋も含めまして平成30年度ということで、終了年次を決めて取り組んでいくという計画を立てたところでございます。 ◆内藤 委員   ありがとうございました。今、計画をされているというような御答弁をいただきましたので、最優先で取り組んでいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○小林 委員長   よろしいですか。ほかになければ都市整備部所管の前半部分、道路橋りょう費までの質疑を打ち切ります。  ここで理事者入れかえのため暫時休憩いたします。    午前11時6分 休憩        ─────────── ── ───────────    午前11時10分 開議 ○小林 委員長   それでは、委員会を再開いたします。  続いて、都市整備部所管の後半部分、住宅費までの説明をお願いいたします。はい、江田課長。 ◎江田 開発調整課長   それでは、 316ページ、 317ページをお願いいたします。  款40「土木費」、項15「都市計画費」でございます。繰越明許等の翌年度繰越額を加えました執行率は97.5%であります。  続きまして、目5「都市計画総務費」でございます。予算現額に対します執行率は94.8%でございます。不用額の関係でございますが、1億 865万円余でありますが、都市整備部所管分といたしましては1億 288万円余であり、予算現額に対します執行率は92.1%でございます。主な所管分の不用額といたしましては、節17「公有財産購入費」の付属街路用地買収費 4,896万円余、これに伴います節22「補償,補填及び賠償金」 278万円余、節19「負担金,補助及び交付金」の京王線連立事業負担金 4,201万円余及び節13「委託料」での調布駅北第1地区事業化促進業務委託料で 381万円余であります。  それでは、右側の備考欄に沿って御説明いたします。  ◎一般職員人件費でありますが、都市整備部部付職員、開発調整課街づくり推進課、用地課及び環境部緑と公園課の合計91人の給料、諸手当等、時間外勤務手当及び共済費でございます。  続きまして、開発調整管理事務費でございます。執行率は73.4%であります。その下、街づくり審査会委員報酬でございますが、平成17年7月1日施行された街づくり条例に基づいて設置されました市長の附属機関である街づくり審査会の委員5人の報酬でございます。法律、都市計画、建築、環境、行政の各分野から5人の委員により構成されており、20年度は4回開催しております。大規模土地取引行為の事前届け出に対し、市からの助言のために審査会から意見やまちづくりの進め方に対する助言等をいただいております。  続きまして、街づくり審査会運営費でございますが、審査会の運営のための速記料等であります。  なお、街区表示板表示費へ19万 4,000円を流用しております。  街区表示板表示費でございますが、12月1日に新規事業として所管したもので、街区表示板作製・取付業務委託料として街づくり審査会運営費より19万 4,000円を流用して21枚作製、取りつけし、6枚を作製いたしました。  開発指導費でございますが、調布市開発事業指導要綱の規定に基づき道路分の寄附による所有権の移転登記分筆等に伴う測量など、3件の委託料であります。  なお、街づくり支援事業費の街づくり協議会等助成金へ26万 4,000円を流用しております。  続きまして、光ディスク入力委託でございますが、街づくり条例に伴う協定図書類の保存のために光ディスク入力をいたしました。  続きまして、街づくり支援事業費でございますが、街づくり協議会3地区及び協議会2地区の計5地区に対しまして活動費用の助成であります。街づくり概略素案の作成に関する助成金といたしまして、深大寺通り街づくり協議会へ1地区、 196万 3,500円を支出いたしました。  街づくり専門家講師謝礼等につきましては、国領北浦地区街づくり協議会に1回派遣し、支出しております。また、深大寺通り街づくり協議会が概略素案作成の申請時に開発指導費の測量委託料といたしまして26万 4,000円を流用し、対応しております。  以上でございます。 ○小林 委員長   香西街づくり推進課副主幹。 ◎香西 街づくり推進課副主幹   続きまして、 318ページ、 319ページをごらんください。街づくり推進課所管分、都市計画管理事務費でございます。  まず、都市計画審議会委員報酬及び都市計画審議会運営費ですが、平成20年度に4回開催しました都市計画審議会の委員報酬及び筆耕翻訳料など、審議会の開催に要した費用でございます。  1項目飛ばしまして、都市計画図等資料作成委託料ですが、平成20年度に決定・変更された都市計画、布田地区地区計画生産緑地地区の変更及び入間町1丁目第2公園の内容を反映させた都市計画図を作成した費用でございます。  続きまして、地域別街づくり方針等策定費につきましては、平成19年度から開始している市民との協働による検討作業で、平成20年度は12回の市民検討会、4回の幹事会を開催し、その運営支援等、方針検討に要した費用でございます。  深大寺地区まちづくり検討調査委託料につきましては、平成18年度から深大寺地区のまちづくり検討及び調査を行っており、平成20年度については検討会を3回開催し、また、庁内連絡調整会議を行い、深大寺通り沿道地区の整備計画と調布3・4・30号線の整備計画案の作成を行ったものであります。  都市計画基礎調査委託料につきましては、都市計画法第6条の規定によりおおむね5年ごとに都市計画に関する基礎調査を行うものであり、あわせて調布市のまちづくりの推進に係る基礎データの整理を行いました。  光ディスク入力委託料から3項目、機器借上料につきましては事務経費等であり、省かせていただきます。  まちづくり交付金評価委員会費につきましては、調布深大寺地区の計画年度が平成20年度で完了したことから、まちづくり交付金評価委員会を開催し、評価委員会委員に対する報酬として執行したものです。  各種負担金につきましては、全国地区計画推進協議会等の負担金13件のほか、連続立体交差事業研究会などの参加負担金5件を執行しております。  続きまして、最下段、地区整備事業費です。次ページをお願いいたします。  まず、中心市街地整備計画等策定委託料ですが、京王線連続立体交差事業と合わせ駅前広場と鉄道敷地及びその周辺空間を調和のとれた都市空間として創造するための基本的な考え方として、中心市街地デザイン・コンセプトの策定に取り組みました。また、京王線連続立体交差事業と合わせ、駅前広場や鉄道敷地の具体的な整備を進めるための事業検討と中心市街地活性化基本計画の策定検討のうち、ハード事業にかかわるものの計画検討を進めるため、中心市街地整備事業立案計画検討業務委託などに要した費用でございます。  次に、沿線街づくり等事業促進調査費でございますが、調布駅北第1地区事業化促進業務委託料は、調布駅北第1地区における準備組合への未加入地権者調整や大規模小売店舗立地法の健康に必要な調査など、事業化促進業務に要した費用です。調布駅南口東地区事業化促進業務委託料は、都市計画変更に係る図書作成、環境影響評価業務等、調布駅南口東地区の事業化促進に要した費用です。  次の調査委託料ですが、調布駅南口周辺の道路計画に関する調査検討業務の委託料です。  次に、地区整備計画図書作成委託料でございますが、飛田給駅、西調布駅周辺地区及び入間町2丁目地区における地区整備計画の検討に要した費用でございます。  次の測量等委託料でございますが、仙川駅周辺地区や小島町2丁目地区地区計画の区画道路の測量や壁面後退、公共空地の測量に要した費用でございます。  次に、区画道路事業費につきましては、仙川駅周辺地区の区画道路2号の整備に要した費用でございます。  次の用地特別会計繰出金につきましては、債務負担行為により取得した沿線まちづくり用地の償還金として執行したものでございます。  次に、公社経営健全化促進事業用地買収費ですが、公社の経営健全化を図るため公社用地の買い戻しとして執行したものでございます。  なお、国領駅東地区整備計画策定委託料52万 5,000円でございますが、事業認可を取得した調布都市計画道路3・4・7号線など、住宅市街地総合整備事業について市民への広報に要する費用として計上していましたが、計画区域内に土地を所有する都市再生機構において職員住宅を建てかえる計画から、昨今の社会情勢状況を理由に土地を譲渡する方針への変更が示されたため、整備計画の変更手続などを進めておりましたが、計画変更の承認が20年度末となり、広報による費用の執行を見送ったため未執行となっております。  続きまして、京王線線増連立事業促進費の内容について、備考欄に沿って御説明いたします。  まず、事業促進調査委託料、連立まちづくり映像収録業務委託料につきましては、京王線連続立体交差事業の進捗とまち全体の変化などについて、経過記録として映像収録を行ったものでありまして、事業完了まで実施していく予定でございます。  次に、京王線連立事業負担金につきましては、地方財政法27条を根拠法令といたしまして負担金を支出したものでございます。  次の付属街路事業費につきましては、京王線連立事業において閉鎖される踏切の代替機能として設置される付属街路1号線、2号線に係る事業費でございます。用地測量委託料につきましては、付属街路1号線、2号線の設計委託及び土地鑑定、補償費算定の委託料でございます。  付属街路用地買収費及び補償費につきましては、付属街路1号線の用地取得及び物件補償として実施したものでございます。  以上でございます。 ○小林 委員長   はい、畑山用地課長。 ◎畑山 用地課長   続きまして、備考欄一番下◎用地課所管分の事務費でございます。予算現額 2,967万 5,000円に対しまして支出済額 2,731万 5,328円であり、執行率は92%でございます。  最初の○街づくり専門嘱託員報酬は、用地取得にかかわる専門嘱託員6人の報酬でございます。  2つ目の○は、職員及び街づくり専門嘱託員の普通旅費でございます。  その下の○消耗品費につきましては、文具、ゴム印等の用地事務用消耗品の購入に要した経費でございます。  一番下の○用地管理費につきましては、取得済用地の管理に要した経費で、支出額は61万 1,383円で、予算70万円に対しまして執行率は87.3%でございます。   322、 323ページをお願いいたします。  最初の○用地特別会計事務費繰出金につきましては、調布市土地開発公社の管理運営のための交付金でございます。  2つ目の○諸経費のうち負担金は、用地関係事務の情報交換及び連絡調整などの目的の東京地区用地対策連絡協議会負担金でございます。  また、その下の諸経費につきましては、郵送料及び備品図書の購入に要した経費でございます。  以上でございます。 ○小林 委員長   はい、坂本街づくり推進課副主幹。 ◎坂本 街づくり推進課副主幹   続きまして、目6「土地区画整理事業費」についてです。対象地区は布田駅南地区でございます。土地区画整理事業費の執行率は97%でございます。不用額の主なものといたしまして、工事請負費ですが、当初予定していた移転が地権者との調整の結果、次年度へずれたため、これに伴い区画道路築造工事が次年度に行うこととなったことによるものです。  備考欄に沿って説明させていただきます。  ◎土地区画整理事業推進費の内訳について御説明させていただきます。  ○土地区画整理事業専門嘱託員報酬は、補償関係及び工事関係業務の専門的知識を有する専門嘱託員3名の報酬でございます。  次の○土地区画整理審議会委員報酬は、土地区画整理法に基づく施行者の諮問機関でございます審議会の委員報酬で、計2回、延べ15人分でございます。  次に、○土地区画整理事業調査等委託料でございますが、仮換地指定、街路灯全体設計、ふれあいの家移設設計及び工事監理等の調査委託料でございます。  次の○土地区画整理事業用地買収費ですが、平成16年度までに先行買収いたしました用地5件の公社からの買い戻し、合計335.66平方メートルの用地買収費でございます。  次に、○土地区画整理事業補償費ですが、旧布田事務所の仮移転に伴う契約解除が契約期間満了の1ヵ月前であるための損失補償費用でございます。  次の○管理事務費は、次ページにわたりますが、布田駅周辺地区まちづくり事務所運営に伴う事務所借上料、光熱水費、備品購入費、消耗品費等でございます。
     続きまして、 324ページ、 325ページをごらんください。  ○土地区画整理事業整備費ですが、旧布田事務所とふれあいの家が道路工事等の支障となるため仮移転するための整備工事とひき家工事の費用です。  続きまして、◎土地区画整理事業用地費の内訳について御説明いたします。  ○用地特別会計繰出金ですが、用地特別会計の債務負担行為により取得した事業用地の元金と金利の償還費用でございます。  次の○公社経営健全化促進事業用地買収費ですが、公社の経営健全化を図るため公社用地の買い戻しとして執行したものでございます。  次に、○事業用地管理費は、事業用地の除草、外柵設置等の管理費用でございます。  続きまして、目8「市街地再開発事業費」についてでございます。対象地区は、調布駅南第1地区と調布駅北第1地区及び調布駅南口東地区です。平成20年度への繰越明許費を含む執行率は92%でございます。不用額の主なものといたしましては、工事請負費の契約差金となります。  備考欄に沿って説明させていただきます。  ◎調布駅周辺市街地再開発事業推進費の内訳について御説明いたします。  まず、○南第1地区市街地再開発事業補助金ですが、平成19年10月に竣工いたしました施設建築物の床価格確定業務にかかわる補助金でございます。  次の○南第1地区市街地再開発事業整備費は、都市計画道路調布7・5・1号線の整備と電線類地中化工事等のための整備工事費と整備委託料となります。  次に、○北第1地区市街地再開発事業補助金は、施設建築物の基本設計業務及び資金計画作成業務のための補助金となります。  次の○北第1地区公共施設管理者負担金は、調布都市計画道路7・5・1号線の基本設計業務及び市道南20号線の基本設計業務のための負担金です。  次に、○南口東地区市街地再開発準備組合等補助金は、調布市市街地再開発準備組合等補助金要綱に基づく準備組合への補助金です。  次の○諸経費は、本市が南口東地区の準備組合員であることから準備組合に対する会費となります。  続きまして、 326ページ、 327ページをごらんください。  目10「街路事業費」について御説明させていただきます。予算現額に対する執行率は 92.28%となっておりますが、繰越明許費分を含めた執行率は 98.80%となります。不用額につきましては、多くが都市計画道路の用地取得に伴う補償費でありまして、これは補償額の確定に時間を要した関係で予算額と実際の補償額との差額が生じたことによるものでございます。  それでは、◎都市計画道路築造費の内容について備考欄に沿って御説明させていただきます。  まず、○都市計画道路整備費、整備委託料の内容といたしましては、調布都市計画道路の7・5・1号線の電線地中化業務委託、3・4・4号線の道路及び電線共同溝の詳細設計委託、3・4・28号線の道路及び電線共同溝の詳細設計委託、3・4・33号線の道路予備設計、3・4・9号線の道路予備設計、3・4・32号線の用地測量、3・4・21号線の路線測量、3・4・10号線の環境調査及び市民参加に向けた調査検討業務委託、東京外かく環状道路及び関連都計道の課題対応検討業務委託でございます。  次に、○交通環境改善事業費、促進地区交通結節点調査委託料の内容につきましては、つつじヶ丘駅周辺のバリアフリー化及び交通環境改善に向けた整備手法等の検討を行ったものでございます。  次の○都市計画道路築造整備費、都市計画道路築造整備工事費の内容につきましては、3・4・26号線の布田駅北側の暫定整備工事費でございます。  次の○都市計画道路用地買収費の内訳につきましては、7・5・1号線で1件、3・4・4号線で5件、3・4・28号線で4件、3・4・26号線で1件、3・4・32号線で2件となっております。  次の○補償費につきましては、都市計画道路の用地取得に伴う建物等の補償費であります。このうち平成20年度の現年度執行分の内訳につきましては、7・5・1号線で3件、3・4・4号線で3件、3・4・28号線で9件、3・4・26号線で4件、3・4・32号線で3件であります。また、平成19年度から平成20年度への繰越明許分が7・5・1号線で8件、平成18年度から平成20年度の事故繰越分が7・5・1号線で1件、3・4・28号線で2件となっております。  次の○用地特別会計繰出金につきましては、用地特別会計の債務負担行為において取得した都市計画道路用地の償還金でありまして、3・4・30号線及び3・4・11号線に係る債務負担解消分でございます。  次の○公社経営健全化促進事業用地買収費につきましては、公社用地の買い戻しとして執行したものでありまして、3・4・11号線及び3・4・30号線に係るものでございます。  次に、◎都市計画道路整備諸経費の内訳について備考欄に沿って御説明させていただきます。  まず、○土地鑑定評価物件調査委託料の内容につきましては、都市計画道路の用地取得に伴う土地鑑定評価及び物件調査委託でありまして、土地鑑定評価委託の対象路線につきましては7・5・1号線、3・4・28号線、3・4・26号線、3・4・32号線の4路線であります。また、物件調査委託の対象路線につきましては7・5・1号線、3・4・4号線、3・4・28号線、3・4・26号線、3・4・32号線の5路線であります。  次の○測量委託料につきましては、都市計画道路の幅ぐい設置や権利調査等の測量調査業務委託であります。内訳につきましては、7・5・1号線で3件、3・4・4号線で3件、3・4・28号線で1件、3・4・9号線で1件、3・4・33号線で1件の5路線、9ヵ所であります。  次の○取得済用地管理費、外柵等工事の内容につきましては、都市計画道路用地として取得した用地の防じん処理や管理するためのさくを設置したものであります。対象路線につきましては、7・5・1号線、3・4・4号線、3・4・28号線、3・4・26号線、3・4・29号線、3・4・9号線の6路線、17ヵ所であります。  次の○管理事務費につきましては、都市計画道路事業の事務にかかわる臨時職員の賃金と旅費、印刷費、パソコン機器等のリース料、備品購入費等でございます。  次の○諸経費につきましては、3・4・28号線の用地取得にかかわる土地収用法関係手続の手数料でございます。  以上でございます。 ○小林 委員長   はい、香西街づくり推進課副主幹。 ◎香西 街づくり推進課副主幹   引き続きまして、ページ、 328ページ、 329ページをお願いいたします。  目13「市営駐車場事業費」でございます。執行率は84.1%です。不用額として 1,414万円余発生しております。不用額の要因といたしましては、運営委託先である調布市公共施設管理公社に対しまして効率的な運営に対する努力を求めた結果、経費の圧縮がなされ、委託料の減額が図られたことによるものです。  備考欄に沿って説明いたします。  国領駅南口市営駐車場事業費であります。  まず、国領駅南口市営駐車場運営委託料でございますが、市営駐車場の運営委託料及び機械警備委託料として執行したものでございます。また、国領駅南口市営駐車場維持管理費負担金につきましては、ココスクエア国領ビルの持ち分相当の管理費及び共益費として負担したものでございます。  続きまして、 333ページをごらんください。  目20「公遊園費」でございます。 333ページ上から2番目の道路課で所管する◎公遊園管理費でございます。管理運営委託料、公遊園等管理委託料につきましては、調布市が東京都から受託しております野川、仙川の河川区域内の草刈り、清掃、植栽管理などを実施するのに要した費用でございます。  次に、 334ページ、 335ページをお願いいたします。  目30「都市基盤整備事業基金費」でございます。基金積立金及び利子積立金により6億 5,237万円余を基金に積み立てました。基金積立金につきましては、一般寄附金や不動産売払収入を充てております。  なお、平成20年度末の残高は、約39億 4,460万円余となっております。  以上でございます。 ○小林 委員長   はい、伊藤住宅課長。 ◎伊藤 住宅課長    336、 337ページをお願いします。  項20「住宅費」、目5「住宅管理費」の執行率は89.9%でございました。翌年度繰越額に記載があります繰越明許費 450万円でございますが、これは、緊急雇用対策事業に係る補正をしたもので、市営住宅維持補修事業費に充当したものでございます。不用額が 1,387万 5,210円ございますが、主なものは分譲マンション対策費に計上しました分譲マンション耐震診断助成金の 200万円、また、住宅対策事務費の中の住宅支援対策補助金で居住環境改善資金補助金執行残 144万円及び木造住宅耐震診断助成金の執行残 200万円などであります。  それでは、右側の備考欄に沿って説明いたします。  まず、一般職人件費につきましては、住宅課職員7人分の給与、諸手当、共済費などであります。  次の◎市営住宅等管理費でございますが、6個下の○保守点検委託料でございますが、エレベーター、給水設備、消防設備などの保守点検委託料として支出いたしました。  維持補修費は、調布市公共施設管理公社に市営住宅等の修繕などを委託した経費でございます。  住宅移転業務費は、調中前市営住宅への戻り入居者の移転経費でございます。  1つ飛んで火災警報器設置委託料は、対象2団地、これは富士見第1市営住宅、深大寺市営住宅に火災警報器を設置委託した経費でございます。  続いて、 338、 339ページをお願いいたします。  市営住宅修繕設計等委託料は、八雲台市営住宅改修工事に係る実施設計を委託した経費でございます。  諸経費の内容ですが、消火器、書籍の購入費として執行いたしました。  住宅対策事務費でございます。住宅資金利子補給金の平成20年度における利子補給取扱件数は延べ81件でございました。  次の住宅資金等システム管理費は、パソコンの借上料として支出いたしました。  分譲マンション対策費は、分譲マンションセミナー講師謝礼として支出いたしました。  次の住宅支援対策補助金でございますが、居住環境改善資金補助金が11件、木造住宅耐震診断助成金として19件、合計30件につきまして助成いたしました。  次の調査委託料でございますが、これは、調中前市営住宅集会所のシックハウス調査委託料でございます。  最後に、市営住宅対策費でございますが、市営住宅改修工事費につきましては富士見第一市営住宅の改修工事にかかわった費用でございます。  以上でございます。 ○小林 委員長   理事者の説明は終わりました。  それでは、午前中の審査はここまでといたしまして、午後にこの続きからということで審査を行いたいと思います。午後の再開は1時30分からといたします。  それでは委員会を(「済みません」と呼ぶ者あり)、はい、雨宮委員。 ◆雨宮 委員   さっき要求した資料はいつごろになりますかね。というのは、午後の審査に必要になってきますんで。 ○小林 委員長   はい、井上部長。 ◎井上 都市整備部長   午後一番で出せるようにいたします。 ○小林 委員長   それでは、委員会を休憩いたします。    午前11時43分 休憩        ─────────── ── ───────────    午後1時28分 開議 ○小林 委員長   それでは、委員会を再開いたします。  ここで、午前中に雨宮委員より要求のありました資料について、理事者から提出されましたので、書記に配付させます。    〔書記配付〕 ○小林 委員長   それでは、これより都市整備部所管の後半、住宅費までの質疑、意見を許します。  最初に、 316、 317ページ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○小林 委員長   続いて、 318、 319ページ。はい、雨宮委員。 ◆雨宮 委員   ここは何点かあるんですが、まず1つは、都市計画審議会なんですが、都計審運営の中身にかかわる部分については触れるつもりは余りないんですけども、私自身も都計審の委員の一人でありますので、ちょっと審議会の中でのやりとりが出たことをこの場でも確認しておきたいと思うんですが、具体的な審議課題というよりか、運営の仕方で、この間、都計審の中で私以外の委員さんから、要するに都市計画審議会でいろいろ議論して意見言ったり、何をやっても、それがどういう形で反映されているのか、さっぱりわからないというかなり強い意見が出されたんですよ。私も同じような発言はしたんですけれども、それについて、当日の回答発言では、事務局から今後改善していくというふうな発言があったんですが、それについて、今、具体的にどんな検討をされているのか、あるいは具体的にどんな改善をされようとしているのか、ちょっとお聞かせください。 ○小林 委員長   河西課長。 ◎河西 街づくり推進課長都市政策担当課長交通計画担当課長   都市計画審議会の運営につきましては、議事の進行につきまして進め方等の検討は事務局のほうで行っております。反映の仕方につきましては、これまでは、例えば最終的に都市計画決定する段階での都計審報告という形で、報告というよりも審議をしていただいたところなんですが、事前に、1つ前に報告させていただいて、意見をいただきながら都市計画決定を行うなどの改善を図っているところでございます。  その後の最終的な結果につきましては、都市計画決定段階、一番最終的な都市計画が決定した資料等をまた後日配付するなど、審議した内容がどう都市計画決定されたのかということを、今後は配付等を検討していきたいという考えでございます。 ◆雨宮 委員 
     最終的な決定段階もそうなんですけれども、個別の中身は言えませんけども、審議過程の中でいろいろ疑問が出たり、これはこういうふうに対応する必要があるんじゃないのかというような意見が出された場合のフィードバックというのかな、これを具体的に口頭なのか、ペーパーなのかはいろいろあると思いますけれども、例えば次回のときに、この間こういう質問や意見があったけども、それについてはこう考えますとか、こうしましたとか、そういうふうに一個一個個別に対応するという返し方にしていかないと、それは改善を図っていますと言っても説得力を持たないと思いますんで、その辺、もう一度どうですか。 ◎河西 街づくり推進課長都市政策担当課長交通計画担当課長   委員から出た内容が事務局に対しての内容もございますし、委員同士でのどう進めようかという内容もございましたので、事務局のほうに対しての意見に対しましては紙ベースでも、次回以降、そういうものについては回答のほうをこちらのほうで用意いたしまして、御説明を兼ねて説明させていただきたいと考えております。 ◆雨宮 委員   ぜひ具体的に結果がわかるようなフィードバックの仕方をしてほしいなというふうに意見として申し上げておきます。  街づくり協議会の件なんですが、ここには街づくり協議会の助成金ということで若干出ていますけれども、まちづくりに関する新しい手法として住民参加の協議会で議論しながら、最終的には地区計画、整備計画のレベルまで引き上げていくというか、進行させていくというやり方自体は私もなかなかいいやり方だというふうに思うんです。  ただ、そこで1つ危惧をしているのは、今、街づくり協議会、準備会も含めて、名称はいろいろあるみたいですけども、地区計画策定のための準備会みたいな言い方をしているところもあれば、街づくり協議会準備会か、ストレートな名前のところもあるみたいですけど、いずれにしても、準備会含めて全市で7つですか、9つでしたっけ。 ○小林 委員長   はい、江田課長。 ◎江田 開発調整課長   今、協議会、準備会合わせて全部で8あります。 ◆雨宮 委員   これからもいろんな地域で、そういうまちづくりの機運というのは、当然、ある意味でお互いに刺激し合いますから、あっちでもある、こっちでもあると刺激し合って、さらに数がふえていくということが十分に予想されるんじゃないかなというふうに思うんです。そういう機運が高まること自体はいいんですけれども、やがて地区計画というレベルまでいくと、その先には整備計画に基づく事業ということが出てきますよね。それは、具体的にどんなものになるかは地区ごとによっていろいろ変わってくると思うんですが、その場合に、ほかの都市計画施策と同じと思うんですけど、まちづくりそのものについても、やはり、行政サイドで内容を押さえるという意味じゃなくて、進行管理というのかな、これについては相当厳しいタイムテーブルを描いていく必要があるんじゃないかというふうに思っているんですが、この点についてはどうでしょうか。 ◎江田 開発調整課長   今の委員さんの御質問の中ですべてが地区計画というイメージなんですが、決してそうではないというふうに考えております。我々の準備会、協議会、初歩の段階での地域にある課題、この課題をどう解決しようか、その解決の方法としてどういうふうに進めていこうか、その1つとして地区計画も確かに挙げられるところでございます。我々もそのすべてが地区計画だとは考えておりません。自分たちの地域で片づけられる問題、課題、そういったことでルールづくりをつくっていく。それは、建築協定とか、または街づくり協定なんかの形の中で、みずから自分たちがルールを守っていくというようなやり方があって、すべてが地区計画で地区整備計画をかけて、地区施設を市でお金をかけていくというところではないというふうに考えております。  以上です。 ◆雨宮 委員   一般論としてはそうですけれども、市民の側から見れば、住民の側から見れば、あそこでは地区計画という制度で例えば行政が金を出して道路を整備したようだと。うちの地域でも何とかしようじゃないかという機運が盛り上がってきて、では、あんたのところは自分たちの金でやってくださいよという話にはなりにくいでしょう、普通に考えるとね。だから、今目指しているところは確かに手法的にはいろいろあるから、それはパラレルというか、横並びで選択肢ありますよという議論は議論としては成り立つんですよ。ただ実際問題としては、市民の側から見れば、金の問題もあれば、技術論の問題もあれば、時間の問題もあるし、そういう諸要素をいろいろ考えていくと、現在ある手法の中では、やはり、地区計画的なものが引力が一番強い選択肢になるんじゃないかなというふうに私は思うんです。  実際にここ数年の様子を見ていても、例えば緑ケ丘の地区計画だとか、国領の地区計画なんか見てても、準備会から最終的な計画レベルまでに持ち込むのに大体3年から5年ぐらいですよね。そうすると、今ざっと上がっているだけでも8つの準備会なり、あるいは協議会が全く同一線上で進むとは私も思っていませんよ。思っていませんけども、大きな時間の固まりで見た場合には横並びになる可能性だって、現実の可能性としてだってあるというふうに思うんですよ。だから、そこのところを財政問題との兼ね合いでどうコントロールしていくのかというのが、この間一貫して、この場所でもそうだし、私、総務委員やっていましたけども、総務委員会の場所でもそういう議論をずっとやってきているんですけど、それに対しては、この委員会でもちょっと言ったかもしれないし、この後の大きなテーマになってくると思うんですけど、とにかく財政構造、入りがどんどん少なくなることが──どんどんというか、かなり減ることが予想されているわけだから、どうやって出の部分で抑制、コントロールきかしていくかというのが非常に重要な要素になると思うんですよね。  ですから、そういう点では、現場の自分たちは関係ないということは考えてないと思うんですが、やはり、計画の初期の段階から、ある意味では住民の皆さんにもそういう意識を持ってもらうということも必要なんじゃないかなというふうに思っているんですが、その点での基本的な方向性というか、考え方について改めてどうでしょうか。 ◎河西 街づくり推進課長都市政策担当課長交通計画担当課長   委員おっしゃるように、地区計画というのが一応担保とりやすいということでございますが、地区計画の中でも整備計画ということになるんですが、建物建てかえがもう迫っていて、規制誘導をかけなければいけない地区計画と、まさに今、江田課長が言ったように地元の課題をいろいろ挙げて解決していく、いわゆる時間のかかる地区整備計画というのがございます。地区整備計画というのはイコール事業化ではございません。そこに伴っていろんな事業が起きてくるということになりますので、コントロールとしては、当然、建物建てかえのときには相手方のお金で建物を建てかえしたり、道路の部分を寄附していただいたりということで、整備費そのものはそんなにはかかるということではございません。  また、地元のほうで、こういう課題を解決しようという中で起きた地区整備計画に関しましては、当然、そこは市の財政との兼ね合いを考えながら道路整備等を行っていくということになりますし、全部が全部市のお金をかけるということではございませんので、再開発とかそういう規模でかかるお金じゃないですし、一律、1年、2年で仕上がるというものではございませんので、そういうことでは財政フレームとの調整を図りながら、最終的には事業費の調整をしていくという考えでございます。 ◆雨宮 委員   これからの検討に当たっては、そこのところはくれぐれも力点を置いて取り組んでいってもらいたいというふうに思います。 ○小林 委員長   ほかにありますか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○小林 委員長   それでは、続いて 320、321ページ。はい、雨宮委員。 ◆雨宮 委員   ここは、7階関係の中でも一番でかい事業が、金のかかる事業が目白押しに集中しているページだと思いますが、個々具体的な事業については別立てでやりますけれども、この部分で冒頭にお聞きしておきたいのは、例えば、このページの一番頭に中心市街地整備計画等策定委託料というのがあります。これは 2,700万ですか。そういういろいろな形での促進調査だとか、何とか委託だとか、ずらずらある。これ、数えただけでも多分両手かかるぐらいの本数があるんですが、まず、直感的に言って、特に都市計画関係の各種の調査委託について現状でどんなお考えというか、認識をお持ちか答えていただきたいというふうに思います。 ○小林 委員長   はい、河西課長。 ◎河西 街づくり推進課長都市政策担当課長交通計画担当課長   現在、街づくり推進課関係の委託、これは 100万以上ということになりますが、38件ございます。そのうちのいわゆるまちづくり関係委託というものが10件、それと自転車駐車場関係のがございまして、そういう管理業務の委託が4件、主に設計委託というものが24件ほどございます。特に多い設計委託に関しましては、やはり、専門的な知識を非常に要するということと経験が必要だということになります。こういうことから専門の業者に委託して設計の効率化、時間の短縮、あとはしっかりした中身を出していただくということになりますので、専門的な見地からの設計図書をつくっていただくというふうな形での委託でございます。  これは、午前中も出たんですけど、自前でという話があるんですが、自分たちで専属でやったとなると1人が1つの案件にかかわってとなると職員が何人いても足りないような状況になりますので、そういう意味では、有効に委託を活用するというのは非常に効果があるという考えで、できるものについては委託して事業効果を上げているというところでございます。 ◆雨宮 委員   一般論としては、今のとおりだと思いますよ。自前の話は私がしたわけですけど、すべて自前でなんてばかなことは私も言いません。特に都市計画関係は、専門性とともにボリュームがありますから、相当高度な力量によって支えられているという意味で言う委託はいいんですけど、一番問題なのは、いわゆる調査委託という形で、1つの事業に対して毎年毎年同じような報告書が出ているんですよ。こう言っても何となくぴんとこないと思うんですよね。それで、パネルをつくってみたんですけど、後ろの人は済みません、これ、読めます? 都市計画事業はいっぱいあるんですけど、一番わかりやすい再開発、調布の南、北、それから、南の東、それから、布田の区画整理、これは具体的な事業ではないんですけど、このページの一番頭に出ている計画です。  それを事業の中身ごとに仕分けてみたんです。例えば区画整理なんかに補助金があるかないかという話じゃなくて、これは、再開発の区分けで統一していますんで、そこはちょっと誤解しないでほしいんです。  私が一番言いたいのは、ここの欄なんですよ。一番上の欄というのは、決算書に出ている各事業ごとの調査報告書。一番右が15年度から21年度までだから7年間かな、とにかくその期間でそれぞれの事業にどういうお金が張りついているかというのを表にしてみたんです。その中で、事業費全体の中に占める調査費というのが非常に大きいわけです。例えば一番上のやつ、総事業費約8億に対して 2,500万ですよね。だから、はるかに4分の1を超えている。それから、その次の調布の北なんかでも(「4分の1は超えない」と呼ぶ者あり)、8億で2億でしょう。これに対して…… 2,000、一けた下か。ごめんなさい、 2,500万。これなんかまだ頭出しだけで調査費だけですけども、それでもこんな数字になるんですよね。  だから、前々から都市計画関係の事業というのは、調査費用に金がかかるということはそこそこわかってはいたんですけども、しかし、これだけかかるとは私もびっくりしているんですよ。特に再開発関係、これなんか事業が頭というか、面を見せていないでしょう。ところが毎年、こういう何千というオーダー、ここはちょっと低いですけど、 1,000から 2,000万の調査費がかかっているんですよ。こういう現状について、所管としてはどんな見解をお持ちかなと思って、そこのところちょっと聞いてみたいんですが。 ○小林 委員長   はい、岩田担当課長。 ◎岩田 街づくり推進課市街地整備担当課長   今、再開発のお話が出ましたんで、私のほうからお答えさせていただきますが、都市計画決定を行うにも関係機関との協議、それから、その関係の図書、そういったものの作成に、委員おっしゃられたようにボリューム、時間がかかってまいります。これを自前でやろうとすると、本当に専門的な知識を要して、なかなかできないという中で、これをやってきているのが再開発の状態でございます。 ◆雨宮 委員   いやいや、私は、主要な事業ということで再開発あり、区画整理あり、幾つかのカテゴリーの事業を挙げたわけですよ。だから、もちろん必要性のある部分を否定しているわけじゃないですよ。全面的に否定しているんじゃないが、総体的、全体的に見て調査費がかかり過ぎていませんかということを単純な質問として聞いているわけで、この辺は部長どうですか。 ◎井上 都市整備部長   確かに以前から都市計画の関係については、調査委託が多いという指摘は議会からも受けております。ただ、今、担当課長からそれぞれお話し申し上げましたように、事業の厳選が必要かなと思っています。この圧縮が当然必要かと思っておりますが、それに伴いまして何をどうやるのかということに一にかかってきますので、現状では、いろいろ調査をしながら、どういう方向で維持を進めていくかということの検討を進めているわけですので、ですから、今回、事業が決まってしまいますと、それに伴う必要経費として調査が出てくるかと思っております。したがいまして、事業の厳選という視点からまず始めなきゃいけないだろうということと、それから、必要な調査委託については、費用の適正化というんでしょうか、そういった仕様書の作成段階からコスト削減に向けた取り組みを進めていきたいというふうに思っております。 ◆雨宮 委員   まさに、今言われた同じ調査を委託するんでも中身の厳選、仕様の厳選ということがしっかりやられていけば、もしかすると費用的にももう少し縮減が図れることができるんじゃないかなという、これは印象的な意見です。  実際に決算書の数字や実際に出てきている報告書、私も別に全部について熟読玩味しているわけじゃないんですが、ざっと読んでみると、去年とことしのやつは一体どこがどう違うんだというのが結構あるんですよ。だから、言葉は変ですけれども、年中行事的に、毎年毎年同じような調査委託を発しているんじゃないかなという疑念すらわいちゃう場合があるんですよね。その辺について、これまでの委託業務というか、特に都市計画関係の事業に係る調査委託の発注の仕方というか、仕様の定め方というか、リアルな実情をちょっと御説明願えませんか。これもどの事業というと、すぐ担当課長さんがお答えになるから、総括的に答えていただければいいと思うんです。 ◎河西 街づくり推進課長都市政策担当課長交通計画担当課長   都市計画関係の総括ということでございますので、実は、発注する側にも専門的な知識を必要とします。委員おっしゃるように、過去の委託を見ると、確かにこの部分であれば職員の中で検討してもいいんではないかというような内容も含まれたことも事実だと思われます。ただ、人事異動と資料等、これは、今、改善を図っているところでございますが、過去の資料すべてひっくり返して見直せるかというと、なかなか難しいところもございまして、そういう意味では、5年以上の前の資料とダブっている部分というのは一部あることは事実でございます。ただ、数値的なものは最新の数値を使いながら、そういう資料等を作成しなければいけないということでございますので、一見同じに見えても最終的な答えが変わっていることもございまして、一概に同じことをやっているということではないと考えておりまして、やはり、最新の資料は資料なりに、つくった資料をもとに事業を起こすということのためには必要な資料だという、そういうふうなことを思っているところでございます。 ◆雨宮 委員   実際読んでみると、例えば、ここにまさにこれから話題になってくる中心市街地の整備計画の報告書あるんですよ。これ、17年度分から20年度分まで4ヵ年分ありますよね。年度によって厚さがかなり違うことも事実。ただ、これ読んでみると、厳密に精査して、ここの句読点が違うみたいな話は除いて、大体、全般の3分の1から半分ぐらいは同じような仕様で調査がかかっているんですよ。しかも、それは、5年とか10年前の調査じゃないんですよ。どんなに長くてもこのスパンですから、一番古いデータでもわずか5年ぐらい前のデータなんですよ。もっと言えば、連続した2ヵ年にわたって似たような内容が報告されているというところが多分にあるんですよ。だから、そういう意味で言うと、今、河西さんがおっしゃったこともわからんではないが、やはり、何のために調査をかけて、とうといデータ、報告書をとっているのかと言えば、それを次にどうやって生かすかということが主眼なわけでしょう。だから、そういう点での改善を私は求めているんですけどね。私の言っていること何かおかしいですか。どうですか、もう一回。 ◎河西 街づくり推進課長都市政策担当課長交通計画担当課長   前段部分ではどうしても同じになるような、仕様書の前段部分というのは同じになることもあり得ますが、最終的に答えというのは違ってきているはずだと思います。今、中心市街地ということでございますが、その都度、中心市街地については、今ちょうど動いている時期でございますので、市民の意見集約をしたり、例えばコンセプトにしてもいろんな形で絵が変わってきていますから、やはり、最後のところは変わってきていると。それは、スタート地点で年度委託ということもございまして、今まで取りまとめたものを前段に反映して、中段、後段でそれを取りまとめていくような仕様のつくり方をしておりますから、今のような状況になってしまうということでございますが、やはり、今後は改善をして、なるべく無駄なスペースというものをなくして、そういうものも冊数をたくさんつくればお金にかかわってくるものですから、不必要なところについては前年度の委託仕様を生かして、1つに合わせて、それを活用するなど、そういう改善等を図っていきたいと考えております。 ◆雨宮 委員   本当にその改善は本気になって取り組んでほしいと思うんですよ。そうしないと、同じ調査委託、漢字で言えば4文字なんですけど、内容、物、所管によって、その金額は全然違いますからね。4けたですからね。ここはよく念頭に置いてほしいんですよ。 1,000万円というのは、5本調査かけただけだって 5,000万円になるでしょう。 5,000万円あれば何ができるかということですよね。  この問題でもう1つは、この調査の継続性というんですか、これ、17年度の報告書なんですけど、この中には、今までに私なんかも見たことも聞いたこともないような計画が実は絵がかかれているんですよね。今ちょっと探してぱっと出てこないんですが、口で表現すれば、東山病院があるところの扇型のエリアあるでしょう。駐輪場があったりする、線路で囲まれている。あそこを将来的にどうしようかという構想の絵がこの中に入っているんですよ。これだ。ちょっと見にくいけど、これですよね。この扇形のピンクとグリーンで塗ってあるやつの地域に、この報告書で言えば総合福祉会館を持っていくんだとか、東山病院を建てかえてこっちに持ってくるだとかいうふうな絵がかかれているんですよ。しかし、あそこ調布の市有地じゃないと思うんだけど、そこはちょっと不思議ですよね。人の庭に手を突っ込むみたいな話で。  ところが、そういう計画は、同じネーミングの報告書なんですけれども、翌年度からぱったり出てこないんですよ。だから、そういう点でも、でかい事業、都市計画のでかい事業だから時間かかります、金もかかります、それはそれでわかるんだ。だけど、その中に1つの連続性というものがなければ、それこそさっきの話じゃないけど、何のための調査なんだという話になりかねませんよね。  そういう点で、一番最初の中心市街地の整備計画委託、これについては、各個別事業、再開発とかいろいろありますけども、従来のこの種の個別事業に対する調査委託とどこがどう違うのか。今度は中身の問題についてちょっとお聞きしたいと思います。 ○小林 委員長   伊藤担当課長。 ◎伊藤 街づくり推進課中心市街地整備計画担当課長兼主幹   今、委員から御質問ございました中心市街地整備計画に関する委託に関しましては、今、委員から17年というお話がございましたが、実際には15年度から検討に着手しています。この最大の目的は、連立事業がおおむね事業認可等されたのが14、15という、都市計画、事業認可されてきましたから、市の都市構造が大きく変わるということの中で、中心市街地に一体何が必要かという調査をするところから始まっています。今、委員おっしゃられた駐車場の件についても単体ということではなくて、各年度にポイントを絞って調査をさせていただいておりまして、その中で17年に調査をさせていただいたものの1つが駐車場であったということでございます。当然、この駐車場の整備構想というのは幾つかのパターンを想定して検討させていただきましたから、一部、鉄道上部の利用等々合わせて検討させていただいたという経緯がございます。したがいまして、今回の調査につきましては、一連の流れの中で我々としては実施しているということで、今お話のあった駐車場については17年、また違う切り口の中で18、19という形で継続させてきていただいているということでございます。 ◆雨宮 委員   それはそういうふうにしか言えないでしょうね。申しわけないんだけど、再度お見せしますけど、これですよね。私が決算書で拾ったのは、あくまでもこのネーミングの調査委託で拾っていますから、15、16年度については、決算書には財源措置としては出ていないのかもしれません。その辺はよくわかりません。ただ、いずれにしても、ここが 1,300万ですよね。 1,300万でここが一番低いのかな。あとはみんな 2,000万から 2,000万以上なんですよ。大体、これだけの金をかけて、一体どれだけのものが出ましたという報告がないでしょう。さっきの説明だって、これに取り組みましたという話だけで。決算というのは、何に取り組んだということも大事なんだけれども、問題は中身なんですよ。こんなに毎年 2,000万もかけて、一体、どういう成果物があったんですかという説明がなければ、これは金の無駄遣いという話にしかならないでしょう。その辺どうなんですか。 ◎伊藤 街づくり推進課中心市街地整備計画担当課長兼主幹   各年度の数字につきましては、今、委員の示された数字の中に一部、この中心市街地ではないものが入っているものもあろうかと思いますが、基本的に委員のおっしゃられた数字、毎年のようにこの何年間か調査をさせていただいています。この調査については、昨年度、20年度の段階で一度、計画としての調査は一応終了するということで、21年度には継続の事業は予算化させていただいておりません。これは、連立事業進捗と合わせて、我々の中心市街地のまちづくりが次のステップに入ったという認識をしているところでございまして、そういう中で、調査委託については必要年度で切らせていただいていると。今後は、必要な事業、これを具体的に実施していくときに、また、その必要性に応じて、そういった計画系のものが必要になってくるかもしれませんが、当面は、これまでの調査の内容を今後のまちづくり、具体的な事業化のベースとしていきたいと考えているところでございます。 ◆雨宮 委員   今の答弁の中で、個別の事業についてという話が出ましたね。そういう答弁されましたよね。それは、具体的にはどういう意味ですか。もう少しかみ砕いて。 ◎伊藤 街づくり推進課中心市街地整備計画担当課長兼主幹   調査書の中に、一部、検討結果を載せさせていただいている部分もございますが、これは、既に皆様に御説明させていただいておりますとおり、調布の駅前広場、これをこれから具体的につくっていかなければいけませんが、この駅前広場をつくる段階でもさまざまな支障物件がまだ残っています。こういったものをどう具体的に事業化していくかということは、これから具体的に本当に事業化をどうするかということを検討しなければいけませんから、その部分を今申し上げました。 ◆雨宮 委員   たまたまというか、このページには、1番目に今の中心市街地の整備計画でしょう。2つ目が沿線街づくり、中身を見ると北の再開発じゃないですか。その次は、北と南、東。相互の関連と位置関係が全体でわかるような表現をしてもいいんじゃないかというふうに私思うんですね。こんなに細かく分けなくて、だって中身一緒じゃないですか。それは、片方は個別の事業が張りついているから違うんだという理屈なのかもしれないけども、やはり、調布駅を中心とした今後のまちづくりについての調査であったり、検討であったりということでしょう。だから、その辺の整理ももっとわかりやすい整理にしていくべきだというふうに思うんです。これは私の意見ですから、意見でいいんですけれども。  そうすると、中心市街地の整備計画策定に戻りますけれども、20年度で一区切りをつけたと。そうすると、21年度、今年度以降については、中心的にはデザイン・コンセプトがほぼ固まりつつありますよね。そうすると、今度は、あれを中心に回っていくということになりますか。 ◎伊藤 街づくり推進課中心市街地整備計画担当課長兼主幹   個別の事業という形で考えますと、一番直近に進めさせていただいていますのがデザイン・コンセプトからつながってくる駅前広場の整備であったり、鉄道事業の整備であったりということになりますから、それが直面する事業になるというふうに認識しています。 ◆雨宮 委員   そうすると、例えば駅広の問題であれば、今まで策定検討委員会、別の機関立ち上げて、市民も参加して何年かずっとやってきましたよね。もちろん、デザイン・コンセプトの中には、その成果物というか、実が取り込まれているという理解は私もしています。私もしていますけれども、そうすると、20年度まで毎年 1,000万、 2,000万という金をかけてきて調査してきた、その具体的な成果というのは、デザイン・コンセプトの中に反映されているというふうに理解していいんですか。 ◎伊藤 街づくり推進課中心市街地整備計画担当課長兼主幹   駅前広場、それから、周辺の事業というのは、広場というのは非常に大きな基盤の事業ですから、そこに生かされている部分もあります。しかし、これまで我々が調査させていただきましたのは、そういう広場をつくることによって周りのまちづくりがどう変わるかということの中での個別事業を取り扱わさせていただいていますから、すべてが反映されるというわけではないと思います。 ◆雨宮 委員   それは、一から百まで全部ということにはなかなかならないかもしれませんけれども、だけど、その理屈は、さっきからの1億円近いような調査費を過去5、6年かけて使って調査してきたことの生かし方としてはちょっと荒っぽい言い方じゃないのかなというふうに思いますし、もっと言えば、沿線まちづくりの事業内容であるところの調布の北なんていう計画は、今からもう10年以上も前に構想としてはあったものですよね。12年の街づくり総合計画の中にあったわけだから。それから、南の東というのは、いわば途中で出てきた、確かに当初からはなかったはずです。だから、そういうことで言うと、20年度まで調査してきた、この整備計画の到達点や成果物を今後の計画や事業の中にこういう形で生かしていきますよというものがないと、これは、これだけのお金を使っていて、市民に対する説明責任というよりか、説得力を持たないと思うんですよ。そこのところどうですか、それこそ総括的に部長あたり。 ◎井上 都市整備部長   申し上げましたように、市がデザイン・コンセプトにつきまして、今年度もいろい御説明させていただいておりますが、基本的に中心市街地をどうつくっていくかという考え方を取りまとめていますので、これまでのさまざま調査してまいりました委託調査の成果を受けて、その到達点だと思っております。したがいまして、委員がおっしゃられましたような各種事業、この上に立って基本的な考え方を示したものというふうに考えておりますので、調布北の再開発のほうを先にやりましたけれども、今後、事業を進めていく上では、デザイン・コンセプトの考え方に沿って、それぞれ事業を進めていくことになろうかというふうに考えております。 ◆雨宮 委員   いずれにしても、今後とも調査の委託を含めて、いわゆる委託事業というのは多種多様、今後こそ広がっていくことが予想されますんで、委託に際しては、それこそ内容、仕様の厳選、それから、もちろんよく言われるところの最小のコストで最大の効果、これを追求していくべきだし、いってほしいというふうに、これは最後で、意見としておきます。 ○小林 委員長   このページよろしいですか。はい、真山委員。 ◆真山 委員   まちづくりの整備について、委託関係で全般的なお話が出たんで、ちょっと個別の1つだけ、簡単で結構です。伺いたいなと思っているのは、一番上の中心市街地に入るんじゃないかと思いますが、お話が出たデザイン・コンセプトの件なんですけれども、デザイン・コンセプトというのは、素案があって、案があって、そして、デザイン・コンセプトというふうに進んできたというふうに理解しています。最初の素案のときに御説明受けた、我々が話いただいたのは、安藤事務所が設計をして、やってきたということを聞いているんですけれども、その後、案になって、それから、本案になってというふうになってきているんですけれども、そのあたり、名前が消えちゃって久しいんですが、このあたり、安藤事務所、実際にかかわりを持ってやってきたのかどうかということと、それから、当時、素案のときは、多分、予算が 500万円ぐらいとかなんかというふうに伺った記憶があるんですが、説明の中では、比較的お安い値段で、有名な安藤事務所としては格安でやっていただいたというふうなお話があったんですが、その後、案、デザイン・コンセプトというふうに決まったときに、ある程度また別にコンサルタント料みたいなのが出ているのかどうか。その辺の状況。それから、今後どうかかわっていくのか、その辺がもしわかりましたら教えてください。 ○小林 委員長   伊藤担当課長。 ◎伊藤 街づくり推進課中心市街地整備計画担当課長兼主幹   今の御質問の件でございます。デザイン・コンセプトの継続の業務でございますが、デザイン・コンセプトは、昨年度、本会議でいろいろ御答弁させていただきましたように、あくまでも中心市街地の特にコアとなります駅前広場や鉄道敷地のつくり方の考え方を定めていくということの中で進めさせていただいてきております。当然、その考え方を一部広場等に応用した場合の基本的な形のようものも御提示させていただきましたが、そういう中で、もともとのアイデアは安藤忠雄建築研究所のアイデアを用いまして、市民参加を加えながら、市の意向を加えて、最終的にデザイン・コンセプトという形でまとめさせていただきました。  今後の進め方につきましては、このコンセプトを具体的な駅前広場、鉄道敷地等の整備、設計、とりあえずは設計になろうかと思いますが、その設計業務に反映させていかなければいけません。この中で、私ども平成20年度お答えさせていただきましたように、いわゆる各業者さんの専門性を十分に生かしていきたいんだという御説明をさせていただいております。したがいまして、建築的な要素の部分、これは、特に調布駅に多いんですが、いわゆる交番、トイレ等の上屋を駅前広場の一部につくらなければいけません。こういったものの建築的な要素、あるいは、いわゆるシェルターのような上屋を同じように考えていますが、そういったものの建築的要素の設計の部分については安藤忠雄建築研究所に今年度も業務を委託したいというふうに考えております。
     また、あわせて、特にデザイン的なところ、これは、今後出てまいります例えば街灯であったり、サインであったりというような、いわゆる人々の目に触れるような、デザインを先行していかなければいけないようなものについては、デザイン先行のための専門家というような形で一定のかかわりを持っていただきたいというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 ◆真山 委員   そうすると、その後の市民参加で入れたアイデアとか交えまして、庭園広場とか、庭園通りというのをつくっていったわけですけど、 500万円という安藤事務所のコンサルタント料というのは素案だけというふうに私は理解しているんですが、その後、安藤事務所は、その辺、新たに費用の点というのは発生してきているんでしょうか。 ◎伊藤 街づくり推進課中心市街地整備計画担当課長兼主幹   20年度の成果として、今、委員おっしゃいましたような、おおむね 600万円ほどなんですが、額を支払っています。21年度につきましては、これ、デザインコーディネート業務というふうに我々、一応、命名しているつもりなんですが、このデザインコーディネート業務に関して今 800万円ほどの委託額を予定しているところでございます。 ◆真山 委員   デザインコーディネート料ということなんですが、大きなデザインとともに、専門性を生かして建築関係にいろいろと今後も参加してもらうというふうに伺ったんですけども、ちょっと気になるのは、特に駅広ですね。当然、京王の敷地ということで、京王は京王で別に計画はいろいろ考えていると思うんですが、その辺、例えば安藤事務所のほうでこんな建築物ということを考えていたとしたら、京王側から出てきたアイデアと合致すればいいだろうけども、そうはいかない、違うところがいろいろ多いんじゃないかと思う。むしろ、対立するような部分もあるんじゃないかと思いますけども、そのあたりは、今の段階では京王とどういうふうな調整をとっているのか。それから、そういう案が出てきた場合は、どんなふうな調整をとるおつもりでいらっしゃいますか。 ◎伊藤 街づくり推進課中心市街地整備計画担当課長兼主幹   今御質問ございました特に京王さんとの関係でございますが、このデザイン・コンセプトの一連の検討経過、そういったものにつきまして、京王さんも一部説明会に参加されたりしておりまして、ある程度の情報の共有はできているものというふうに思っています。また、今、駅前広場というふうにお話がございましたが、京王さんは、駅前広場というより鉄道上部のほうの具体的な土地利用を今後考えていくことになろうかと思いますので、ここについては、デザイン・コンセプトの趣旨にのっとった計画を進めていただきたいというお願いを現在もしているところでございます。今後も継続してお願いしてまいりたいと考えております。 ◆真山 委員   ありがとうございました。もちろん、安藤事務所も専門性の非常に高いところなんで、なかなかいいものが出てくるかなというふうに期待も持っておりますけれども、ぜひ地元の市民のアイデアなんかも十分にうまく入れて、やはり、まちづくりは一回やっちゃうと取り返しがつかないんで、そのあたり、ぜひ慎重に考えていろいろやっていただきたいというふうに思います。ありがとうございました。 ○小林 委員長   ほかにございますか。はい、雨宮委員。 ◆雨宮 委員   安藤事務所のかかわりなんですけど、どうも前から気になっているんですが、先ほどの建築関係の施設についてとデザイン関係の継続性というか連続性という意味合いで安藤事務所にというお話でしたよね。特に建築関係の施設というのは、さっき交番だとか幾つか例が出ましたけれども、そのほかに既に具体的にイメージを描いているというか、検討に入っているものはあるんですか。 ○小林 委員長   伊藤担当課長。 ◎伊藤 街づくり推進課中心市街地整備計画担当課長兼主幹   建築物という恐らく取り扱いになると考えておりますのは、いわゆるバスを待っていただく方のシェルターですね。上屋の屋根がありますが、こういうものは建築物になろうかと思っていますので、そういったもののデザインについても対象になろうかというふうに思っています。それ以外の建物的な機能については、今現在、庁内の連続立体交差事業に関するPTがございまして、その中で各課の要望をとっているところでございます。その要望に応じて、今後、検討できるかできないかも含めて整理をしてみたいというふうに考えているところでございます。 ◆雨宮 委員   余りうわさ話的な話はしてもしようがないんですけれども、多分、こういう建築物関係の業者がもう決まっているんじゃないかみたいな話もまことしやかに流れているような嫌いもあるんですよ。そんなことは実際にはないと思いますけれども、そういうある種の風評が出てくるには、それなりの何かがあるのかなという感じが私しているんですね。だから、ないことを願っているし、現時点ではないというふうに確信していますけれども、ちょっと行政のほうも、その辺にアンテナを高くしていってもらって、そういうことが現に絶対に起こらないように目を光らせてほしいというのが1つと、それから、今度は二度同じ轍は踏まないと思いますけれども、高名なデザイン事務所の世界的に有名なデザイナーですから、機能よりデザインを優先させて失敗した事例がありますので、その二の舞を絶対踏まないように、これは強く注文つけておきますので、よろしく。 ○小林 委員長   このページよろしいですか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○小林 委員長   次に、 322、 323ページ。はい、雨宮委員。 ◆雨宮 委員   ちょっと区画整理なんですけど、調布の区画整理の歴史というのは、一番最初、この飯野病院から東方を全部やるというでっかい計画持っていたんですけど、それが頓挫して、今、ここ 1.5ヘクタールぐらいの区画整理になっていますけれども、この事業の概要、それから、現在の事業の進捗状況などについてお話しください。 ○小林 委員長   岩田担当課長。 ◎岩田 街づくり推進課市街地整備担当課長   現在やられております布田駅南土地区画整理事業でございますが、調布市始まって以来の初めての市施行の区画整理事業でございます。委員おっしゃるとおり、施行面積としましては約 1.5ヘクタール、地権者数としましては65名、うち借地権者が7名でございます。都市計画決定が平成15年3月、事業計画の決定が平成18年2月となっております。  事務報告書では 427ページに記載してございます。経緯に関しましては、こちらのほうに年次で書いてございます。  それから、現在の状況でございますが、昨年5月に地権者の方の新しい宅地を決める換地設計案を通知させていただきました。昨年度から移転のための協議等を行いながら、道路等の支障になっております布田のふれあいの家とか、布田の区画整理事務所の移転を行っております。現在の状況は、そんなところでございます。 ◆雨宮 委員   この 427ページの絵を見れば、公共施設、道路関係、あるいは公園の形、姿はわかります。あそこは、従前、非常に密集した老朽化した建物が多いところだったというふうに思いますけれども、調布で初めての公共区画整理ということで、いわゆる区画整理用に先行取得した用地がどのぐらいあるのかということと、それは、全部道路やここで言っている公園に振りかわるのかというあたりのところはどうでしょうか。 ◎岩田 街づくり推進課市街地整備担当課長   先行取得している土地の面積でございますが、減価補償金の先行取得用地としまして2,413.16平米、その他、減歩緩和過小宅地の売り払いのための先行取得用地としまして622.25平米、合計3,035.41平米を先行取得しております。  なお、減価補償の土地は、公共施設、道路や公園等にかわっていきます。それから、過小宅地の売り払い用地というのは、商業地域で65平米以下、住居地域で 100平米以下のような小さい土地の方に市有地を事前に売り払うという事業でございまして、こういったものに使われております。  以上でございます。 ◆雨宮 委員   この決算書に財産調書というのが一番最後についていますよね。行政財産の最後から2番目、決算書の 692ページになりますけれども、 (5)として布田駅南地区土地区画整理事業用地ということで、これ、決算年度中ですから20年度ですか、20年度の増減として 3,600平米ふえたことになっていまして、合計で 6,300。先ほどの説明だと、過小宅地の用地を足しても 3,007とか(「 3035.41」と呼ぶ者あり)、この財産調書との食い違いというのはどういうふうに読めばいいんでしょうか。 ◎岩田 街づくり推進課市街地整備担当課長   財産調書 692ページでございますが、今年度中の増減高3,608.89平米でございますが、こちらに関しましては、深大寺北町の区画整理事業の先行取得用地としまして、平成5年当時先行取得した土地3,275.89平米を含んでおります。そのほかに、この布田駅南土地区画整理事業で20年度公社からの買い戻しで 333平米の買い戻し用地を含んで、合計3,608.89平米となっております。  以上です。 ◆雨宮 委員   私、この区画整理の 330平米の今年度の買いの問題と、それから、ここの数字と何度突き合わせても数字が全然合わなくて、ほかの資料も見たんですよ。結局、わからなくて、よくよく聞いてみたら今のような話になったわけですよ。ちなみにお聞きしますけれども、ここに布田駅南土地区画整理事業用地となっていて 6,300で、先ほどの話だと、深大寺の区画整理の用地が入っていると。その比率というか、 6,300のうち幾つが実際に布田の用地として確保されているんですか。 ◎岩田 街づくり推進課市街地整備担当課長   布田駅南土地区画整理事業の先行取得用地としましては、一番最初にお答えしました3,035.41平米でございます。実測値でございますが。 ◆雨宮 委員   そうしたら、これ、今までのいろんないきさつというか、流れの中でこういう表現になっているんだというふうに思うんですが、それはそれで理解できないことはないんですけど、この財産調書を見ると、ほかのところにも○○等とか、○○ほかという表現をしているところがあるんですよ。実際、そういうところの内部構成というか、構造を見てみると、確かに物すごい筆の数が含まれていて、さっきいただいた資料の中にもそういう部分があるんですよね。だけど、ここは明確に布田と深大寺しかなくて、しかも内容的にも半々なわけだから、これは、あしたまでに直せなんてばかなことは言いませんけれども、少なくとも次の、だから、21年度の調書をつくる際には改善してほしいんですよ。1行ふえてしまいますけどね。やはり、実態がわからないと。さっきの報告書の話じゃないんですけれども、実態がわからないとまずいですから、そこのところは改善ということでよろしいでしょうか。 ◎岩田 街づくり推進課市街地整備担当課長   管財課等とも相談して改善していきたいと思っております。 ◆雨宮 委員   それと、ここの事業費総体についてなんですが、以前にたしか40億円ぐらいと聞いた記憶があるんですけれども、事業費べースで見た場合の現在の進捗どのぐらいまで、わかりやすく言えば金使っているのか、最終的に幾らぐらいになるのか、これはどうですか。 ◎岩田 街づくり推進課市街地整備担当課長   事業計画ベースで41億円が完成までにかかる費用となっております。20年度末までにほぼ25%、事業費ベースの進捗を見ております。  以上です。 ◆雨宮 委員   大体、4分の1の進捗ということですよね。換地は決定段階までいっているわけだから、あとは変な言い方ですけど、移転工事、あるいは道路工事、要は公共施設の工事ということになりますよね。完成までにあと何年ぐらい見込んでいるんでしょうか。 ◎岩田 街づくり推進課市街地整備担当課長   現在の事業計画上は、実質的な完了は平成23年度、当初の21年度から一度変更させていただいて23年度なんでございますが、現在、また事業計画の変更を協議中でございまして、地権者の方には、この8月に事業進捗説明会等で、また一年おくれる可能性があって、平成24年度をめどに事業をしているというふうに御説明をしているところでございます。 ◆雨宮 委員   そういう重要な変更があったら説明してくれなきゃ、何のための決算委員会なんですか。私、前から、ここの委員会だけじゃないんですけど、何のための審査の場なのかということをよく考えて答弁してほしいんですよ。計画変更なんて、多分、軽微な変更だから表に出てきていないんだろうというふうに思いますけども、再開発にしろ、区画整理にしろ、重大な変更があるときは認可事項になるわけでしょう。そういうものもありますよね。だから、今度の場合は、それ上がってきていないから、多分、本当に軽い軽い変更だろうというふうに思いますが、しかし、それが実際のまちづくりや地元住民や、あるいはもっと大げさに言えば、市の財政等々にどんな影響が出てくるのかということをちゃんと説明してもらわなきゃ困るんですよ、それは。 ◎岩田 街づくり推進課市街地整備担当課長   先ほど申し上げましたように、事業計画の変更としましては、国と都と協議中でございましたので、ちょっと正式な御報告にはなりませんでしたが、地権者の方には、いち早くそういう可能性があることを御説明した状態でございます。  ただ、これも地権者の今後の移転の状況とか、今、国の財政も厳しくなっている中で、そういったことにより事業の進みぐあいというのは変わってくる可能性もあると思っております。 ◆雨宮 委員   純粋に個人情報といいますか、地権者の方の内部情報みたいなものについて教えろとか、話せとか言っている意味じゃなくて、例えば権利関係の変化が生まれますよとか、あるいは当初ここに書かれている絵型が少し変わりますよとか、当初ここの区画整理のエリア内で本当は残ると言っていた人が急遽出ることになりましたみたいな、どういう変更の内容なのかというのが言える範囲で教えてもらえませんか。 ◎岩田 街づくり推進課市街地整備担当課長   現在、国・都と協議しております事業計画の変更は、先ほど申しました事業年度が24年度に変わる。実質でございます。その後は5年間の清算期間を含むので、29年度となりますが、その協議が中心でございます。それと、若干、事業費の精査、これは、本当に今わかり得る事業費の精査ということでございます。 ◆雨宮 委員   それは、実質的な変更というよりも、事業の進捗による完了期限の変更という意味なんですね。 ◎岩田 街づくり推進課市街地整備担当課長   そうでございます。換地設計の決定等既にしておりますので、そういったことが変わるとか、そういったことではないことでございます。 ◆雨宮 委員   そういう説明を端的にしていただければよかったと思います。 ○小林 委員長   このページよろしいですか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○小林 委員長   続いて、 324、 325ページ。はい、雨宮委員。 ◆雨宮 委員   ここも再開発の問題なんですが、さっき北の再開発のこと触れる前に前へ行っちゃったもんで、これ、南の東ですよね。その前に南の第1地区、サウスゲートですよね。この清算というのは、先ほどの説明ですと、床価格が確定したことによるところの追加補助だという説明だったというふうに思いますけど、そこのところもう少し詳しくお願いできませんか。 ○小林 委員長   坂本副主幹。 ◎坂本 街づくり推進課副主幹   南第1地区の市街地再開発事業補助金 1,260万円だと思うんですけれども、これについて、平成19年度に完成しましたサウスゲートビル、施設建築物、清算するために床価格の確定をする作業が必要になってくるんですけれども、その作業を行うための業務委託を組合として出すことになるんですが、それに対する補助という形になります。 ◆雨宮 委員   そうすると、ここの組合はまだ解散していないんですか。清算終わっていないんですか。 ◎坂本 街づくり推進課副主幹   組合は平成21年2月に解散して、21年6月に清算活動は終わっております。事業としては終結しております。 ◆雨宮 委員   そうすると、この補助金は、今度は管理組合に対する支給になるんですか、管理組合持っているんでしょう。 ◎坂本 街づくり推進課副主幹   この 1,260万円なんですけれども、これ、19年度の繰り越しになっている補助金なんですけれども、組合が解散するために床価格を確定するものですから、管理組合ではなくて組合に対しての補助になります。これをして(「再開発組合」と呼ぶ者あり)、再開発組合が最終的に床価格が決まって清算活動に入ったということです。 ◆雨宮 委員   わかりました。南口の東の再開発なんですが、これ、現状どうなっているか。 ◎坂本 街づくり推進課副主幹 
     現状は、今、準備組合として活動しておりまして、都市計画決定に向けて施設計画案ですとか、事業計画案を準備組合の中で検討しているというような状況でございます。 ◆雨宮 委員   この問題は、実は、私、一般質問で取り上げて、当時、まさに報告書の中にあった絵柄を 100メーターだか90メーターだかというのを示して、これでいくんですかと質問した記憶があるんですが、現時点での施設建設計画というのは、あらあらで結構ですからどんな中身。 ◎坂本 街づくり推進課副主幹   高さについては、今、話に出た南のサウスゲートビルも、北の準備組合で活動している再開発ビルに関しても、建物の高さは60メーター以下のような形で都市計画決定されていますので、駅広を囲む町並みをそろえるといいますか、スカイラインをそろえるというような意味もありますので、準備組合の中での検討もその方向に沿ったもので今検討しております。 ◆雨宮 委員   商業床は2階ぐらいまでですか、1階だけですか。 ◎坂本 街づくり推進課副主幹   検討段階ですんで、はっきりしたことはなかなか申し上げにくいんですが、駅広に面しているところとやや奥まったところに敷地の形が変形しているところもありますんで、駅前に面しているところは2階なり3階なりまでは商業、業務というようなものを考えていくのかなと。奥まったところについては、今、2階程度になるかもしれないのかなというふうな感じで検討しています。 ◆雨宮 委員   最初の開発区域に想定したところから比較的新しいマンションが出ましたよね。開発区域としては、今お話のあった変形な、何かL字みたいなものになっていますでしょう。あそこには、今でもまだありますけど水道庁舎、昔の公民館の一部がありますよね。これは市の持ち物。敷地全体面積が狭くなったわけだから、比率としては、相対的に市の持ち分は多くなりますよ。この施設に市としては何を今考えているんですか。 ◎坂本 街づくり推進課副主幹   現在のところは、まだ特定な何をというところはないんですけれども、今後、全庁的に準備組合の活動に合わせて、何に活用するかについては検討していかなければならないなというふうに認識しています。 ◆雨宮 委員   60メーターということになりますと、多分、都市型住宅、いわゆるマンションも入りますよね。1、2階あたりの商業床を除けば、17、18階ぐらいになるんですかね。 ◎坂本 街づくり推進課副主幹   全部で15階ぐらい。 ◆雨宮 委員   これも参考までに聞いておきたいんですけど、今のところ参加組合員は予定していないんですか。 ◎坂本 街づくり推進課副主幹   まだ準備組合段階ですので、これからもう少し都市計画決定が見えてくるころになれば、仮に住宅ということになれば、保留床予定者ということで、デベロッパー等を募るということはあるかもしれません。まだ、そこまではいっていません。 ◆雨宮 委員   通常の再開発と手順がちょっと反対になっているのかなという感じがするんですけどね。少なくとも調布でやってきた再開発で見ると、参組なりデベロッパーなりが基本的には先決まっていて、そこでいろいろ調整協議しながら仕上げていくというスタイルが多かったと思うし、サウスゲートの場合には入り組んだ経過をたどりましたけれども、一番聞きたかったのは、参加組合員の有無と合わせて、市の持ち分が相対的に比率が大きくなるから、逆に言うと建物、施設、再開発事業に対して市の責任も大きくなる。国領南のときに非常につらい経験を我々したわけで、そういう意味では、同じような失敗は絶対しないと思いますけれども、市のかかわり方、施設の中の生かし方、これについては本当に慎重を期さなければならないし、それから、事業全体に対する市の責任のとり方というとおかしいんだけれども、ちょっと事業がつまずきそうだから、調布市さんよろしくお願いしますみたいなものに絶対ならないようにしていかなければならないと思っているんですが、その辺の構えは、どちらに振ったらいいんでしょうか。 ○小林 委員長   はい、足高次長。 ◎足高 都市整備部次長都市整備部付主幹事務取扱   国領の南の轍を踏まないように、ほかの地区についてもやってきました。これからもそのような形でやっていきたいというふうには思っております。また、市のかかわり方、この辺、床持っていますんで、権利者であり、また、ある一方では指導していかなければいけないという、ちょっと難しいかじ取りもあろうかと思いますが、その辺は踏まえた中で進めたいと思います。 ◆雨宮 委員   新しい取り組みの部分もあるいは出てくるのかもしれませんけれども、そういうことも含めて、いろいろ言っても今までの民間の再開発は、市が負担するのは公管金というところが主要だったでしょう。国領南は違いましたけどね。しかも、その公管金もそんなに多額ではなかったというふうに私は認識していますけれども、今度は直接的に床の権利を持つことになりますから、この事業に対する情報公開という点でも、それから、施設の中身、それから、建物の形状そのものについても市民の関心というのは非常に強くなると思うんですよ。監視も強くなるしね。だから、そういうことをよく認識していただいて、これからのことに当たっていただきたいなというふうに、これは強く意見ということで言っておきます。 ○小林 委員長   ほかにこのページよろしいですか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○小林 委員長   次に、 326、 327ページ。はい、雨宮委員。 ◆雨宮 委員   ここもなかなか難物でございまして、都計道なんですよね。予算の審議をしたときに、私は総務委員でしたけれども、特に20年度の都市計画道路に係る予算の組み方については問題点の1つとして指摘をいたしました。それは、いわゆる第3次の優先指定道路ということで指定されたものを中心に全部で6路線、7路線、一斉に。それは中身は調査であったり、測量であったり、用買であったりという形で、金額もそれぞれ事業ごとにかなりばらついていますけど、一斉に頭出しをしてきたということで、今後の展開に非常に危惧を抱いているんですが、実際にさっきのあれこれの測量費にしろ、補助金にしろ、何にしろかんにしろ、出てくる路線名、基本的に全部一緒ですよね。もちろん、それぞれ一個一個見ていけば進捗状況、全然違って、例えば7・5・1なんかは、南のほうへどうやって延ばしていくかという今後の課題あるにしても、主要な部分はもう終わりだとか、3・4・4のようにあと築造だけになってきているとか、進捗ばらつきはあるんですが、しかし、全体として6路線なり7路線の優先道路と言われる、しかも、位置づけは10年以内ということに建前上一応なっているじゃないですか。その10年なら10年のスパンの中にどういうふうなタイムテーブルを描こうとしているのかをまずお聞かせいただけませんか。 ○小林 委員長   今泉担当課長。 ◎今泉 街づくり推進課都市基盤担当課長   今、委員質問にございました第3次事業化計画でございますけども、18年に定めたものでございますが、10路線、 3,850メーターございます。これをおおむね10年で事業化していくということでございまして、今現在、まだ未事業として扱われている路線もございます。平成27年度までに事業化すると位置づけておりますので、今後、市の財政状況とともに財源確保を進めながら、事業化の時期をそれぞれ検討していくという考えでございます。  以上です。 ◆雨宮 委員   いやいや、それはそうなんですよ。それはそうなんでしょうが、ただ、第3次指定、18年度でしょう。18、19、20、21、もう4年間、約半分たっているわけですよ。それと、どういう形で10なら10の路線を10年間の枠組みの中にはめていくかというのは、財政状況と相談しながらというのは、それはそれで一般論として当たり前なんですけど、やはり、担当の部署として10あって、これまでの進捗状況を総合的に勘案しながら、こういう形で計画を持ちたい、持つべきだというように私なんか思っているんです。そういうことをもって全体の財政枠組み、フレームワークの中に位置づけていくというような考え方は所管としてはお持ちにならないんですか。 ○小林 委員長   はい、代田副主幹。 ◎代田 街づくり推進課副主幹   先ほどの10路線のうち、特に今事業を行っているところ、また、検討している路線については、主にまちのいろいろ大きな事業が動いているところを中心に今進めてきています。具体的には、中心市街地、京王線の連続立体交差事業が現在事業を進めておりますので、そういったところでは3・4・28号線、または3・4・26号線という中心市街地の中の通り、こちらのほうの整備を進めています。  また、駅のバリアフリーの関係でいきますと、現在事業を進めている3・4・32号線、こちらについてもバリアフリー化の促進に合わせて事業のほうは進めています。  また、今後の動きとしては、外環の関係が事業化されるなど動いてきておりますので、その周辺の道路ネットワークの整備というところで、例えば3・4・10号線の検討を進めたいというところで、そういった周辺の動きに合わせた事業の着手の優先度というものを考えております。  以上です。 ◆雨宮 委員   そういう説明は、これまで何度も何度も聞いてきているんですよ。どの事業がどの程度進んでいるかなんていうことは、見ればわかりますからね。だから、そういうことじゃなくて、前から言っているように、都市整備部の都計道担当の、あるいは都市整備部自体として、この都計道の10年間の中にどういうふうに張りつけていくのかというものを、財源の裏づけも含めて、あらあら考えておく必要があるんじゃないかということを言っているわけです。今の説明もそうだし、最初の説明もそうなんですけど、中心市街地の進捗に合わせる、あるいは、いわゆる国体があるから飛田給、外環があるから3・4・10、そういう言い方というのは全部同列なんですよ。これもさっきのまちづくりの話じゃないんですけど、一個一個の事業というのはそれぞれに重みがあるわけでしょう。多分、こんな道要らないという人があるかもしれませんけれども、要らない路線あったとしても1本か2本。個別ではそういうもんだと思うんです。だけど、そういうふうに言っていったら、どこに優先順位を与えようという話がなければ、同時多発になっちゃったら、それこそ財政状況を勘案しながらと言ってみたって、それは単なる形容詞になっちゃうんですよ、接頭語に。もっと実のある計画として、財源的裏づけを持ったものを、さっきも言いましたけど、10年間のうちもう4年間たつんだから、もう持つべきじゃないですかね。どうですか、この辺、部長か次長か。 ○小林 委員長   はい、井上部長。 ◎井上 都市整備部長   当然、今、御指摘ありましたように財政状況も厳しい中ですので、しかも、中心市街地や京王線連続立体交差事業と相まって、さまざまな事業を進めている。あるいは、今、御指摘もありましたように東京国体、多摩国体の問題、それから、外環といったさまざまな要因を抱えておりますので、そういった意味で、我々としてもどこをどういうふうに集中的にやっいくのか、どこが一番効果的なのかということも含めて、今後、これから推進プラン3年間をつくりますので、ちょっと遅きに失した感はありますが、その中できちっと精査をしながら優先順位を決めて、我々としても取り組んでいきたいというふうに考えております。 ◆雨宮 委員   最後に意見にしますけど、推進プログラムは推進プログラムで3年間になると思いますけども、その3年間に位置づける上でも、さらに長期にわたる、少なくとも先ほどの話で第3次期間というのが27年、少なくとも27年ぐらいまでは見据えた上で、その中の3年というぐらいの組み立て方をした計画にしていくべきだというふうに思いますので、具体的な検討に当たっては、そういう方向をぜひよろしくお願いしたいと思います。 ○小林 委員長   ほかに。よろしいですか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○小林 委員長   続いて、 328、 329ページ。はい、雨宮委員。 ◆雨宮 委員   市営駐車場、この駐車場自体をめぐってもいろいろ複雑といいますか、経緯があるんですが、現状と今後の見通しについて、大きな方向性での見解をお願いできますか。 ○小林 委員長   河野副主幹。 ◎河野 街づくり推進課副主幹   国領の市営駐車場につきましては、平成18年度から直営という形で進んでおります。現在、もともとココスクエアという株式会社がビルの管理をしておりますが、その管理会社から取得の申し出があるのは事実でございます。その中で、市営駐車場としてのあり方の検討等をしているところでございます。  また、公共施設管理公社のあり方も1つ絡んでくる問題でございますので、その辺も含めて今後どうやっていくかというのは検討しているところでございます。 ◆雨宮 委員   採算的には大いに立派な成果を上げているというふうに見ていいんですか。 ◎河野 街づくり推進課副主幹   収入といたしましては、約1億 4,000万円から1億 3,000万円という形でずっと推移しております。その中で、管理費等、事業の運営に係る費用等を差し引きますと、収入といたしましては 3,000万円程度の分が残っているという状況でございます。 ◆雨宮 委員   再開発に絡んで、これも言ってみれば再開発のしりぬぐいで市が買い取ってあげたみたいな経過があります。向こうの組合がぐあいよくなってきたから買い戻したいという気持ちはわからんではないけれども、一方で非常に虫のいい話だなというふうに思うんですね。  当初、あそこの管理運営については、非常に独特のノウハウがあって、だから直営にできないんだというふうな議論もありましたよね。だけど、その辺の問題というのも既に完全に解決して、管理公社のほうの技術力でカバーできているということなんでしょう。 ◎河野 街づくり推進課副主幹   当初、ビルがオープンした当時、民間の駐車場の経営が入りまして、それにのっとってもともと運営していた。その後、市のほうで取得したという形になっています。それから、公共施設管理公社のほうに業務委託、それから管理委託という形で動いておりまして、公共施設管理公社の中でもノウハウは今、十分蓄えられているという形では考えております。 ◆雨宮 委員   管理公社の今後の推移というか、どうなるかということも密接に絡んでくる問題ですから、都市整備部だけでどうしろこうしろという話には多分ならないと思いますけれども、一応、今のところ、健全経営というふうに言えるのかなというふうに思っていますんで、より効果的、効率的な運営ができるようにひとつよろしくお願いします。 ○小林 委員長   続いて、 332、 333ページ。よろしいですか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○小林 委員長   続きまして、 334、 335ページ。よろしいですか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○小林 委員長   続いて、 336、 337ページ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○小林 委員長   続いて、 338、 339ページ。はい、雨宮委員。 ◆雨宮 委員   住宅支援のことなんですが、分譲マンションでセミナーを開いたというのは非常に積極的な取り組みでいいなと思っていて、私も1回だけですけど出たことがあって、今、マンションの管理組合は非常に難しい課題を抱えていて、単に建てかえだけじゃないんですよね、日常の運営管理。こういう専門家の手助けというか、助言というのは非常に役に立つんですね。ただ、このセミナーのほうはいいんですが、もう一方で、耐震のほうの制度はあるんだけれども、たしか利用者がまだないという報告だったと思いますけども、マンションの耐震制度について周知の方法というのは、例えばホームページだとか市報程度なんですか。 ○小林 委員長   はい、伊藤課長。 ◎伊藤 住宅課長   今、委員のお話にありましたように、基本的には市報、それから、ホームページでPRをしていますけれども、そのほかに対象となるようなマンション、昭和56年5月以前の旧耐震でつくったマンションについては、直接職員が伺って、今度こういったセミナーがありますとか、そういったような案内は差し上げています。ことしについても、それは行う予定です。 ◆雨宮 委員   マンションの場合、もちろん規模にもよると思うんですけれども、耐震工事の内容ですけれども、管理組合に対する助成ということなのか、それとも区分所有者、権利者が自分の室内だけをちまちまと何かやろうというふうなときの耐震工事なのか、あるいは両方なのか、その辺は、制度としてはどんなふうになっているんでしょうか。
    ◎伊藤 住宅課長   管理組合のやっているところで、共有部分についての助成ということになります。共用部分ですので、廊下といいますか、区分所有のところに入らない部分ですよね。ちょっと具体的にこの箇所とこの箇所と……ちょっと済みません。 ◆雨宮 委員   中身はと言ったのはそういう意味でじゃなくて、共用部分というのはわかりましたから、制度の、例えば管理組合に対して1件当たり幾らまでを限度とするとか、工事のどういう部分を持つとか、そういう中身です。 ◎伊藤 住宅課長   一応、1件当たり 100万円を限度にしております。 ◆雨宮 委員    100万円だとねという感じはしないでもないんですが、それはこの範囲で使って…… 100万円を限度として、 100万円を下回る場合で、例えば、よくあるじゃないですか。実費の2分の1とか3分の1とかというほかの制限条項、そういうのはないんですか。 ◎伊藤 住宅課長   助成金の交付額、条件についてですけれども、耐震診断に要した費用の住戸の総数で除し、その額に区分所有者数が住所を有する住戸の数を乗じた数の2分の1相当額。それから、2点目として区分所有者が住所を有する住戸の数に5万円を乗じた額。この2点がございます。 ◆雨宮 委員   わかりました。 ○小林 委員長   ほかにありませんか。内藤委員。 ◆内藤 委員   短く。ちょっと関連なんですが、先ほどから耐震ばかり言っているんですけど、分譲マンションの耐震診断助成制度、これは、20年7月からということで、20年度の予算 200万円ぐらいおつけしていると思うんですが、実績はなかったんですね。これは、予算についてゼロだったというふうに認識しておりますが、この点について御説明いただけますか。 ○小林 委員長   はい、伊藤課長。 ◎伊藤 住宅課長   20年度につきましては、事務事業の報告書にもございますように、相談はあることはあったんですが、申請までには至らなかったと。結果としてゼロ件でございました。今年度につきましては、昨年と同様、 100万円掛ける2件で 200万円の予算計上をしております。 ◆内藤 委員   結構です。 ○小林 委員長   ほかにありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○小林 委員長   ほかになければ、以上で都市整備部所管の質疑を打ち切ります。  ここで理事者入れかえのため暫時休憩いたします。再開は3時40分からといたします。    午後3時0分 休憩        ─────────── ── ───────────    午後3時42分 開議 ○小林 委員長   それでは、委員会を再開いたします。  これより採決に入ります。  お諮りいたします。  議案第51号「平成20年度調布市一般会計歳入歳出決算の認定について」、建設委員会所管部門、本件については原案認定と決定することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○小林 委員長   御異議なしと認め、原案認定と決定いたしました。  それでは、議案第54号「平成20年度調布市用地特別会計歳入歳出決算の認定について」を議題といたします。  本件につきまして理事者の説明を求めます。はい、畑山用地課長。 ◎畑山 用地課長   それでは、議案第54号「平成20年度調布市用地特別会計歳入歳出決算の認定について」御説明申し上げます。  実質収支に関する調書を含めまして 537ページをお願いいたします。  この用地特別会計でございますが、用地の取得に関する事務を円滑かつ効率的に行うとともに、その経理を明確にするために設置された特別会計でございます。  平成20年度の用地特別会計でございますが、当初予算が18億 5,178万円。これに対しまして、3回の補正をお願いいたしまして4億 9,549万 9,000円を増額し、最終予算につきましては23億 4,727万 9,000円となっております。   537ページの実質収支に関する調書でございますが、平成20年度の用地特別会計の決算につきましては、歳入総額が23億 4,727万 5,449円、歳出総額が23億 4,727万 689円となりました。このため歳入歳出差引額は 4,760円となり、実質収支額も同額となりました。  次に、 538、 539ページをお願いいたします。  平成20年度の歳入全般でございます。款5「財産収入」から款20「諸収入」まで4つの款の計上でございます。  款5「財産収入」の財産運用収入につきましては、土地開発基金の利子収入 155万 5,000円余を収入したものでございます。また、財産売払収入、不動産売払収入につきましては19億 513万円余を収入いたしました。こちらにつきましては、市道北48号線などの生活道路用地、土地区画整理用地、下布田遺跡用地及び公社経営健全化促進事業用地、計4件の不動産収入であり、財産収入総体では19億 668万円余の決算でありました。  次に、款10の「繰入金」でございますが、こちらは一般会計からの繰入金でございますが、内容といたしましては、公共用地の債務負担解消分として2億 8,112万円余、公共用地先行取得債に対する元金及び利子償還金として1億 5,043万円余、土地開発公社への事務費交付金として 900万円、繰入金総体では4億 4,056万円余を収入してございます。  款15の「繰越金」につきましては、前年度からの繰越金でございます。  款20「諸収入」につきましては、用地特別会計において発生した利子について収入したものでございます。  これらの収入すべてを合計いたしまして、歳入合計23億 4,727万 5,449円となってございます。  続きまして、 540、 541ページをお願いいたします。  以降につきましては、歳出の説明でございます。歳出につきましては、款5「用地費」から款15「公債費」まで3つの款の計上でございます。  まず、款5「用地費」につきまして備考欄をごらんください。  17節「公有財産購入費」の公共用地買収費として市道北48号線用地ほか、生活道路用地買収費、土地区画整理事業用地買収費、下布田遺跡用地買収費、公社経営健全化促進事業用地買収費の4件の買収費と、債務負担解消分としての公共用地買収費を合計いたしまして、公有財産購入費で21億 8,626万円余の決算となっております。  また、負担金、補助及び交付金として、土地開発公社に対する公共用地取得事務費交付金 900万円余の決算額となっており、用地費総体では21億 9,526万円余の決算額となってございます。  続きまして、 542、 543ページをお願いいたします。  款10の「繰出金」の一般会計繰出金につきましては、用地特別会計において発生した利子を一般会計に支出したものでございます。  次に、 544、 545ページをお願いいたします。  こちらは土地開発基金で生じた運用利子 156万円余を同基金へ繰り出し、積み立てたものでございます。  続きまして、 546、 547ページをお願いいたします。  款15「公債費」でございます。公共用地先行取得債に係る3件の用地につきまして元金償還費及び利子償還費を合計し、公債費総体では1億 5,043万円余の決算額となってございます。  最後に、平成20年度用地特別会計における歳出合計23億 4,727万 689円の決算額となったところでございます。  説明は以上でございます。よろしく御審査の上、御認定いただきますようよろしくお願い申し上げます。 ○小林 委員長   理事者の説明は終わりました。これより一括して質疑、意見を許します。はい、雨宮委員。 ◆雨宮 委員   ちょっと確認の意味で聞いておきたいんですが、この年度は、あれはなかったんでしたか、生活再建の関係。 ○小林 委員長   はい、畑山課長。 ◎畑山 用地課長   平成20年度において、生活再建に係る用地2件を取得いたしております。 ◆雨宮 委員   用地会計は、一般会計からの買い戻しと開発公社からの買い取りということの中間の会計になっているわけですけれども、そういう中で、18年度から始まりました、いわゆる開発公社の経営健全化事業、20年度においても、先ほど説明がありましたように、約12億円の健全化という形での用地買収が行われておりますけれども、これの内容については、事務報告書の 438ページにもその中身が書いていないんですよ。先ほど、たしか都市整備部の最初の質問のところで資料ということでお願いをしておきました。先ほど配っていただいたんですが、ちょっと詳細の説明は結構ですが、概略について資料の説明をお願いできませんか。 ◎畑山 用地課長   平成20年度につきましては、配付させていただきましたとおり、約12億円の用地を健全化促進事業として公有地化しております。  まず、この内訳といたしましては、生活道路用地が約 8,000平米、都市計画道路が 2,900平米余、あと、自転車駐車場用地が 550平米、仙川の地区計画道路1号、2号に関するものが74平米余、それと、深大寺北の区画整理用地が 3,200平米余、あとは、ほかの部の所管でございますけれども、(仮称)市民斎場用地が 2,600平米余、下布田遺跡用地が 330平米余、合計で1万 7,900平米余の面積の土地につきまして公社から買い戻しをし、公有地化をしております。  以上でございます。 ◆雨宮 委員   今説明いただいたもの、耳で聞いただけだとちょっとぴんとこないと思って、ちょっとこんなパネルをつくってみたんですけどね。今の説明をもう少し区分ごとにして、図示したものなんですが、市民斎場を入れて全部で7区分にしてあります。面積と価格、単位千円です。ちょっとここで注目してほしいのは単価の欄なんですよね。その前にこっちだ。これは、さっきの事務報告書の 438ページと 437ページ、全ページに区分されているやつを集約した一覧表なんですよ。字がちょっと小さくて読みにくいと思うんですが、一番下から2番、この青く塗ってあるのが公社の経営健全化の内容なんですよね。そのほかの一般会計で買ったものであるとか、用地会計で買ったものであるとか、いろいろ区分されているんですが、ちょっと注目してほしいのは、一番右の欄の単価というところなんですよね。これも単位千円で全部で5けた表示になっていますが、右肩の2けたは小数点以下です。ですから、整数部分が3けたあるところは10万の単位。例えば一番上の国領の北駐輪場ですよね。駐輪場なんですが、ここは単価が約52万です。というふうに読んでいくと、下布田遺跡22万、ああいうところでもね。都計道の7・5・1、駅前じゃなくて、ここの市役所前通りですから95万円ぐらい。まあまあ、おおむねそんなもんかなと思うんですが、私が何気なく計算していてあれっと思ったのが、ここなんですよ。これ、平均単価です。全部の面積が、さっき話がありましたように1万 8,000平米弱。それに対して金額で12億円です。これ、単純に割り返してみると単価が6万 7,000円ぐらいにしかならないんですよ。  これは、ちょっとどういうことなのかなと思って、さっきの資料をお願いして、出してみると、これは、またこういう関係になるんです。さっきの膨大な資料を事業ごとに7つに区分して見てみると、どうなんでしょう。一番高いところでも駐輪場の33万 6,000円、これは、さっきの数字とまあまあかなという数字だと思うんですが、そのほかのやつは全部1けた台なんですよね。万の1けた台。一番低いところは、街づくり推進課で、これは、さっき言った深大寺のところで、実は半分は布田だということがわかりましたけれども、ここは2万 4,000円なんです。もちろん地目によっても高い低いあるだろうし、路線に面しているいないで高い低いあると思うんですが、それにしても、ちょっとこの辺の数字というのは、どういうふうに読めばいいんですか。 ◎畑山 用地課長   今、委員御指摘の点について御説明申し上げます。先ほど配付させていただいた資料にありますとおり、今回、健全化促進事業により公有地化した土地につきましては、古くは平成3年度の取得から14年度取得ぐらいまでの用地を公有地化しております。したがいまして、この間で市からの償還が進んでおりますので、毎年ごと、昔ですと2年据え置き8年償還、19年度のところは2年据え置き3年償還ということで、償還が進んでおりますので、当然、取得した金額については毎年減少しております。面積のほうにつきましては、すべて償還が終わって初めて市に登記を移して、公社からすれば債務が解消されて、市に登記を移すということでございますので、面積については償還に応じて、例えば案分して何平米ずつ買い戻したというような処理をしておりませんので、当初取得した面積のままをこちらに記載してございます。したがいまして、償還が進んでいる簿価を面積で割り返すと、当初取得した金額よりもかなり低い単価という形で計算が出てくるものによるものでございます。 ◆雨宮 委員   そうすると、私の認識違いなのかもしれませんけれども、今まで少なくとも私は、簿価記載、要するに買ったときの簿価でそのままずっと処理をされるというふうに認識していたんですよ。さっきの財産調書、あるいは開発公社の調書もありますよね。それなんかについても当該年度の増減額があるじゃないですか。だけど、あれはあれで、確かに償還残額がどのぐらいあるかというのを示すデータとして必要だし、重要な資料だと思いますけども、そうすると、今の償還というのは一般会計で償還しているということですか。一般会計で買い戻していることにはならないでしょう。 ◎畑山 用地課長   公社によりまして債務負担で土地を取得する場合には、繰り返しになりますけども、昔ですと2年据え置き8年償還ということで、いわば割賦払いによって市から現金をいただいて、その分を金融機関に償還するというふうな手続をとってございます。ですから、こちら簿価については、年々市から受けた、先ほどの用地特別会計で申し上げますと、市側から見ると債務負担解消分として繰り出す利子分及び元金分が繰り出されておりますので、その元金分によって公社は償還を金融機関に対しいたしますので、償還することによって簿価というのは毎年減少しております。買った当時の簿価がそのまま公社の帳簿上残っているわけではございません。 ◆雨宮 委員   ちょっと確認の意味で聞きますけれども、最近は半年で借りかえているという償還方法になっているようですけど、いわゆる旧来というか、その昔の2年据え置きとさっき話がありましたよね。2年据え置きで、実質の償還期間は8年ですか、10年ですか。 ◎畑山 用地課長   金融機関からの借入金自体は1年で9月と3月に利子を償還しております。また、3月の時期につきましては、市から受けました元金部分をもって毎年…… ◆雨宮 委員   だから、何年かけて償還しているのか。 ◎畑山 用地課長   昔ですと8年ですね。据え置き期間が2年ありますので、8年間で償還。現在、19年度からは3年間で償還をいたします。 ◆雨宮 委員   だから、据え置きの2年を含めても10年間で完済ということになりますよね。そして、償還が終わったものについては簿価はゼロになる。
    ◎畑山 用地課長   簿価はゼロになります。 ◆雨宮 委員   そうすると、その論理でいくと、今回の経営健全化対策というのは、意味をなさなくなりませんか。だって、簿価ゼロのものを名義移したということになりませんか。例えば平成3年、4年、2年で平成6年でしょう。4年のころのやつは、あと2、3年残っているということか。ちなみに開発公社が買収した年度、3年度、4年度ずっとあるんでしょうが、さっきの資料見れば出てくるんだけど、大ざっぱな割合というのはわかりますか。4年度が全体の大体何億円とか。 ◎畑山 用地課長   申しわけございませんが、今、年度ごとの区分したデータは持ち合わせておりません。 ◆雨宮 委員   膨大なデータで今すぐ出せというのは無理なことはわかっているから、今この場でとは言いませんけれども、やはり、そういう年度ごとの推移、それがわかるような、補完する資料的なものを何か一別でわかるようなものを、仕事ふやして申しわけないんですけど、今後やっていただけたらなと思うし、現在のように半年サイクルで運用して回しているのは、実態的にも非常に把握しやすいわけですよね。元金部分も利息の部分も、それから、それを裏づける実際の土地もね。だけど、10年間かけてどういう償還状態になっているかというのが、かなりの部分がわからない。今度、これで整理されたから、従来よりか明確になるのかなという気はしますけども、残っている分についての補完データ、資料についてはつくっていただけそうですか。今すぐでなくていいんですよ。 ◎畑山 用地課長   今後、いろいろな形で資料については整理してまいります。 ◆雨宮 委員   わかりました。それでいいです。 ○小林 委員長   ほかにございますか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○小林 委員長   ほかに発言がないようですので、なしと認め(「切っちゃった」と呼ぶ声あり)、ありますか。いいですよ。 ◆雨宮 委員   済みません。さっき冒頭で聞いた生活再建救済何とかという制度ありますよね。今度の政府の緊急対策で、外環に関する予算が都レベルという話を聞いていますけれども、相当額配分されたというふうに聞いているんですが、その実情について何か情報つかんでいますか。 ○小林 委員長   はい、代田副主幹。 ◎代田 街づくり推進課副主幹   今年度、政府のほうの補正予算で外環に関する予算として、一応、95億円予算を確保しているというふうに聞いております。この予算の使い道については、具体的なところはまだ明確に示されておりませんけれども、我々のほうからは、先ほどお話があった生活再建救済制度、こちらを使って、今、土地開発公社が保有している土地の早期の買い戻しについてお願いをしたいということは国のほうに再三申し出はしております。ただ、まだ国のほうから具体的な今年度の補正予算の使い道について、測量であるとか、地質調査を行う費用というような話は出ておりますけれども、買い戻しの費用として使っていいかどうかというところについては、具体的に話がまだきておりません。今、状況としては、そういう状況です。 ◆雨宮 委員   その再建制度のやりとりをここで復唱するつもりはありませんけれども、三重の歯どめがかかっているから大丈夫ですという確信に満ちた答弁がこの間ずっとされているんだけれども、やはり、国が相手だし、都が相手だから、そう思うような一筋縄ではいかない問題ではあると思いますけれども、一刻も早く買い戻し財源に引き当ててもらうように、これは、強く要請していただきたいのと、それから、本来の制度での償還が始まるのは再来年度でしたか。 ◎代田 街づくり推進課副主幹   こちらの制度を使って一番最初には平成15年度取得しております。据え置き期間8年間ということで、平成23年から償還が始まりますので、今、国のほうと協定を結んでいる中では、据え置き期間中に買い戻しをするということでお話を伺っていますので、少なくとも22年度中には買い戻しをお願いしたいということで話のほうはしております。 ◆雨宮 委員   これも意見ですけど、もともと国のほうでは都市計画変更決定までという話だったでしょう。もう都市計画変更決定、19年度か、では、もう2年間、約束不履行になっているわけだから、そういう点でも調布市のほうに理があると思うんで、強く求めていってください。終わります。 ○小林 委員長   よろしいですか。 ◆雨宮 委員   はい。 ○小林 委員長   ほかに御発言はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○小林 委員長   それでは、なしと認め質疑を打ち切ります。  これより討論があれば、これを許しますが、討論はありますか。はい、雨宮委員。 ◆雨宮 委員   先ほどの生活再建救済制度導入時から共産党は反対してまいりましたので、多くは述べませんが、そのことをもって本用地会計には反対といたします。 ○小林 委員長   はい、福田委員。 ◆福田 委員   議案第54号、平成20年度調布市用地特別会計歳入歳出決算につきまして、民主・社民の会を代表して認定の立場から討論を行います。  平成20年度の用地特別会計歳入歳出決算の内容を見てみますと、生活道路用地、土地区画整理事業用地及び下布田遺跡用地を一般会計で国庫補助金などの特定財源を確保した上で公社から買い戻したことは、まちづくりの推進はもとより、後年度の負担の抑制が図られており、大きな成果であると評価いたします。  また、平成20年度の生活再建救済制度による用地取得について東京外かく環状道路の都市計画制限により生活設計に支障のある中でお住まいになってこられた市民の方々のため救済措置として実施されたもので、適切に執行されたものと受けとめております。  引き続き、まちづくりの着実な推進に向けまして、国庫補助金などの財源の確保をお願いするとともに、後年度負担の抑制を図られるよう要望いたしまして、民主・社民の会を代表して認定の立場からの討論といたします。  以上です。 ○小林 委員長   討論を打ち切ります。  これより採決いたします。意見が分かれておりますので、挙手により採決いたします。  お諮りいたします。  議案第54号「平成20年度調布市用地特別会計歳入歳出決算の認定について」、本件については原案認定と決定することに賛成の方の挙手を求めます。    〔賛成者挙手〕 ○小林 委員長   挙手多数と認め、原案認定と決定いたしました。  ここで理事者入れかえのため暫時休憩いたします。    午後4時12分 休憩        ─────────── ── ───────────    午後4時13分 開議 ○小林 委員長   委員会を再開いたします。  それでは、議案第55号「平成20年度調布市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について」を議題といたします。  本件について理事者の説明を求めます。はい、内野下水道課長。 ◎内野 下水道課長   それでは、議案第55号、平成20年度調布市下水道事業特別会計歳入歳出決算につきまして御説明いたします。  初めに、 551ページをお願いいたします。  実質収支に関する調書でございます。歳入総額は47億 9,938万 1,859円で、予算総額に対する収入率は98.2%でございます。歳出総額につきましては47億 1,635万 7,009円で、予算総額に対する執行率は96.6%でございます。翌年度へ繰り越すべき財源として繰越明許費繰越額 4,732万 5,984円を差し引いた実質収支額は 3,569万 8,866円でございます。  続きまして、歳出から御説明させていただきます。少し飛んで 558、 559ページをお願いいたします。  個別の説明に入ります前に、平成20年度の決算の特徴についてでありますが、快適な生活環境を確保するため下水道施設の維持管理を行うとともに、合流下水道改善事業といたしまして雨水はけ口から河川への流出、ごみを抑制するための水面制御装置を設置し、水質検査を継続して行い、河川環境の保全に努めました。  また、京王線連続立体交差事業に伴い関連する駅周辺では下水道管移設工事を行いました。雨水浸透による湧水涵養と水防対策の促進では、住宅建築や宅地開発に際しまして雨水浸透施設の設置の指導を行い、雨水の下水道管への流入を抑制いたしました。  なお、歳出の款の構成比でありますが、総務費が10.4%、事業費が55.4%、公債費が29.4%、諸支出金が 4.7%となっております。  それでは、最初に総務費、総務管理費、一般管理費でございますが、歳出済額は4億 9,224万円余でありまして、執行率は99.6%となっております。内容的には前年度と同様となっております。  それでは、備考欄に沿って主なものを御説明させていただきます。  まず一番上の◎一般職人件費ですが、下水道課職員15名の給料、諸手当、共済費等に要した経費でございます。  次の◎管理事務費でございますが、主なものといたしまして職員旅費、事務用消耗品、日本下水道事業団負担金、庁用自動車購入費、車両3台分の維持管理費及び消費税及び地方消費税でございます。また、諸経費ですが、日本下水道協会ほか4団体に対する負担金となっております。   560ページ、 561ページをお願いいたします。  ◎下水道使用料等徴収事務費ですが、一番上の下水道使用料徴収委託料は、水道使用料に基づき下水道料金が確定することから、使用料の徴収事務を東京都水道局に委託しております。その徴収事務委託に要した経費でございます。  次の○下水道使用料負担金は、市境の一部の市民が三鷹市の下水道を使用しておりますので、調布市と三鷹市の協定により三鷹市へ支払った負担金であります。  次の諸経費は、下水道使用料の納入通知書等送付に要した経費でございます。  次の◎維持管理費ですが、公共下水道施設に関する損害保険料や酸素、硫化水素測定機の点検手数料及び門標作成等に要した経費でございます。   562、 563ページをお願いいたします。  事業費、管渠整備費、維持管理費でございますが、執行率は98.2%となってございます。一番上の◎下水道管渠維持管理費ですが、備考欄に沿って金額の大きなものを中心に御説明いたします。  まず、管渠清掃委託料ですが、下水道管管渠清掃、約3万 7,000メーターと22ヵ所のはけ口の点検、清掃等を実施したものでございます。  次に、下水道台帳整備費は、下水道施設の新設、変更等が生じた箇所の修正を行いました。  2つ飛んで下水管渠調査委託料ですが、テレビカメラによる管渠内調査、約 2,400メートルを実施いたしました。  次の地震対策緊急整備計画策定委託料ですが、災害対策本部、緊急病院及び避難所等の管渠、延長約 4.5キロメートルの緊急整備計画を策定いたしました。この計画に基づき平成22年度より改修工事を実施する予定でございます。  次の管渠等補修工事費ですが、汚水ます補修、人孔ぶた交換、管渠、導水管補修等に要した経費でございます。  3つ飛んで合流式下水道改善事業費のうち水面制御等調査委託料でありますが、雨水はけ口へのごみ除去装置をスクリーンから設置費用が安価で、維持管理が容易な水面制御装置へ変更、府中用水に1ヵ所設置した経費でございます。  次の下水道台帳システム開発負担金ですが、下水道管渠、汚水ます等のデータベース入力作成に要した経費でございます。  一番下の◎下水道水質管理費は、水環境への汚染を防止するため事業場から排出される下水や流域下水道管接続点での水質検査に要した経費でございます。   564ページ、 565ページをお願いいたします。  ◎仙川中継ポンプ場維持管理費ですが、緑ケ丘、仙川地区の一部は地形上、汚水を流域下水道管へ圧送しておりまして、そのための施設で、電気、水道、ガス等の光熱水費、また、ポンプ場の電気、機械、換気、発電設備の運転、保守等の管理業務、維持補修及び管理業務等に要した経費と主要監視制御装置などの施設改修工事に要した経費でございます。  次の◎流域下水道処理負担金ですが、調布市の下水の処理を東京都の森ヶ崎水再生センターにお願いしていることから、その処理に要した経費でございます。前年度に比べて13.1%、約1億 7,200万円の増となっております。この要因といたしましては、雨水の処理量が前年度と比べて増加したことによるものでございます。  続きまして、目10の「管渠費」でございます。執行率は86.6%となってございます。  まず管渠建設費ですが、最初の○設計・測量・調査委託料でございますが、染地2丁目府中用水橋りょう測量設計及び下水道31号幹線施設改修設計に要した経費でございます。  次の枝線工事費ですが、約 170メートルの管渠の新設工事と約 1,730メーターの撤去工事に要した経費でございます。  次の都道共同工事負担金ですが、狛江通りの拡幅等、改良事業として都が実施した道路工事に伴い、道路排水計画や下水道計画の調整に関する都との協定に基づく負担金等に要した経費でございます。  その下の京王線連立下水道事業負担金ですが、狛江通り、蓮慶寺通り、鶴川街道での下水道施設の移設や切り回し工事の負担金に要した経費でございます。
     次の管渠建設負担金ですが、都市計画道路3・4・4号線、桜堤通りの下水道管等、建設に要した負担金でございます。   566ページ、 567ページをお願いいたします。  ◎債務負担解消分ですが、三鷹市と調布市が共同で施行した中仙川雨水幹線の建設負担金であります。協定により昭和62年度から平成22年度までの間、分割して負担するものでございます。  次の◎野川処理区整備費負担金ですが、調布市の下水の処理をお願いしております東京都の森ヶ崎水再生センター等の施設の更新経費、高度処理施設の建設経費及び維持管理に要した負担金でございます。  管渠費の中で1件流用がございます。負担金、補助金及び交付金から調布排水樋管、用地、フェンス等、整備工事請負費へ 700万円流用いたしました。当初予算では、フェンスの新設を計上しておりましたが、敷地整備及び残土等掘削処分に要する経費がかさんだため流用で対応したものでございます。   568、 569ページをお願いいたします。  款15の「公債費」でございます。執行率はほぼ 100%でございます。  上の◎は公債費の中の元金償還費でございます。公共下水道建設に関する起債として、財務省、公営企業金融公庫並びに郵政公社からの借入金の元金償還に要した経費でございます。  下の◎は借入金に伴う利子償還に要した経費であります。これによりまして平成20年度末の未償還元金は、野川処理区整備費負担金、京王線連立下水道整備事業に要した起債を含め、約57億 9,249万円余となってございます。   570、 571ページをお願いいたします。  諸支出金、繰出金、一般会計繰出金ですが、平成20年度決算が確定したことにより生じた実質収支額のうち、平成21年度当初予算で計上した 1,000万円を上回る額を一般会計へ繰り出したものでございます。  なお、次のページの予備費でございますが、支出はございませんでした。  歳出については以上でございます。  続きまして、歳入でございます。戻りまして、 552、 553ページをお願いいたします。  まず、歳入に占めます予算科目の款の割合につきましては、使用料及び手数料が43.9%、一般会計からの繰入金が35.4%、市債が13.9%、その他 6.8%となっております。  それでは、主な内容につきまして右側の備考欄に沿って御説明いたします。  まず、上から4段目、維持管理負担金でありますが、府中市の雨水管が接続されておりますので、府中用水の草刈り、しゅんせつ及び補修工事に要した経費の一部を府中市に負担してもらっているものでございます。  その次の下水道使用料ですが、初めの使用料が現年分、次の使用料が滞納繰越分の収入でございまして、現年分と滞納繰越分の合計は20億 9,800万円余で、前年度と比較して 1,530万円余、 0.7%の減となっております。  その次の下水道施設占用料は、KDDI光ケーブル設置等に伴う占用料で、延長は約 3.9キロメートルとなっております。  その次の指定工事店等申請手数料ですが、指定工事店15件、責任技術者27名分の登録更新等手数料でございます。  その次の下水道整備費補助金ですが、地震対策緊急整備計画策定委託に係る国と都の補助金でございます。   554ページ、 555ページをお願いいたします。  まず備考欄、不用物品売払収入ですが、老朽化して交換した下水道ぶたを売り払った収入でございます。  次の一般会計繰入金でありますが、主に雨水処理に要する経費に充当するため一般会計からの繰入金でございます。前年度と比較しまして 3,193万 5,000円、率で 1.8%の減となっております。この要因といたしましては、公債費償還額が減ってきておりますので、それに連動して一般会計からの繰入金が減ったことによるものでございます。  次に、前年度繰越金ですが、当初予算では 1,000万円を計上し、1号補正で2億 2,280万 5,000円の増額をいたしました。  また、繰越事業費等充当財源繰越金ですが、都道共同工事負担金につきまして、都市計画道路3・2・6号線、調布保谷線の工事が平成19年度中の完了が見込めなかったため、平成20年度に繰り越しをしたもので、繰越金の総額が2億 8,294万 7,794円となりました。  その下の預金利子ですが、下水道特別会計に係る預金利子であります。  次に、一番下の下水道施設廃止負担金ですが、開発等により廃止された下水道施設1ヵ所の未償却相当分の負担金としていただいたものでございます。   556、 557ページをお願いいたします。  雑入の引き続きでありますが、消費税過年度清算金は、平成19年度消費税額等の更正による還付金であります。また、支障物件移転補償料は、入間川の分水路整備に伴う調布公共下水道31号幹線の移設工事補償に関する費用負担に係る平成20年度協定書に基づき東京都が負担した補償額であります。 100%補償でございます。  次の市債でございますが、野川処理区整備事業、京王線連立下水道整備事業及び都市計画道路3・4・4号線下水道整備事業に伴う起債額でございます。  説明につきましては以上でございます。 ○小林 委員長   理事者の説明は終わりました。これより一括して質疑、意見を許します。はい、雨宮委員。 ◆雨宮 委員   1点だけ。実質収支の調書のところ、繰越明許 4,700万円ほどあるんですけど、これは、何に当たるんでしょうか。ちょっと教えてください。 ○小林 委員長   はい、内野課長。 ◎内野 下水道課長   この繰越明許につきましては、平成19年度の繰り越しでありまして、都市計画道路3・2・6号線、調布保谷線でありまして、東京都より工期変更の申し出がありまして、それは支障物件による工事の延長ということで、これだけの繰越明許がございました。 ◆雨宮 委員   今の19年度分の繰り越しというのと、さっき冒頭の説明の中にあったというふうに思いますけども、それとは別件になるんですか。 ◎内野 下水道課長   大変失礼しました。これは、20年度の繰り越しということで、3件の繰り越しがございました。それにつきましては、3・4・4号線の桜堤通りの都道の建設工事がありまして、あと、調布樋管の工事がもう一件ありまして、あと、もう一件、狛江通りの都道の工事がありまして、その3件で実際の繰越明許費ということでございます。 ◆雨宮 委員   その3件というのは全額繰り越しになるんですか。つまり、備考欄の事業というか、それとの対応関係であるものとないものと、私の見落としかもしれないんですけれど、ちょっと対応関係がないとすれば、それは全額繰り越しになるのかなという感じもするし、桜堤通りとか3・4・26というやつは、説明の中にもあったような気がするんですけど、繰明との関係でその相互の関係をもう一度お願いできませんか。 ◎内野 下水道課長   1件分、桜堤通り、3・4・4号線の繰明につきましては、実際の予算額が1億 3,500万円あったわけでありますけども、それに対して実際に工事の着手が遅延、業者との協議により不測の日数を要しまして工事が遅延したということで、そのうちの 4,320万円を超えた分について繰明という形にしております。  それから、管理用のフェンス等の整備工事費ということで 1,700万の工事につきましても、実際、河川管理者との協議に日数を要したということで、これを繰明してございます。  あと、もう一件は、都道、これは狛江通りですけれども、これについても工期が延期しまして、4月30日ということで、 250万円ぐらいをしているということでございます。 ○小林 委員長   ほかにありますか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○小林 委員長   それでは、なしと認め、質疑を打ち切ります。  お諮りいたします。  議案第55号「平成20年度調布市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について」、本件については原案認定と決定することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○小林 委員長   御異議なしと認め、原案認定と決定いたしました。  それでは、議案第57号「平成20年度調布市受託水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について」を議題といたします。  本件について理事者の説明を求めます。はい、常世田水道工務課長。 ◎常世田 水道工務課長   議案第57号、平成20年度調布市受託水道事業特別会計歳入歳出決算の状況について御説明申し上げます。   627ページをお願いいたします。  実質収支に関する調書でありますが、歳入総額は27億 8,854万 4,113円、歳出総額も同額で、歳入歳出差引額、実質収支額ともにゼロ円となりました。  次に、 628、 629ページをお願いいたします。  受託水道事業特別会計の歳入決算額は27億 8,854万 4,113円で、平成19年度比で4億 2,739万 782円、18.1%の増となりました。  それでは、款5「都支出金」、項5「委託金」、目5「水道事業費委託金」でございます。当初予算額33億 8,270万円を計上いたしましたが、歳出予算額を精査した結果、7億 7,168万円を補正減額し、決算額は24億 8,254万 4,113円となりました。  次の款15「諸収入」、項5「雑入」、目5「下水道使用料徴収事務委託金」でございます。これは、下水道使用料徴収に伴う調布市負担金で納入されたもので、平成20年度の決算額は平成19年度とほぼ同額の3億 600万円となりました。  歳入決算については以上でございます。 ○小林 委員長   はい、岩下水道工務課長補佐。 ◎岩下 水道工務課長補佐   続きまして、 630、 631ページをお願いいたします。  それでは、平成20年度受託水道事業費、水道管理費の浄水費から、備考欄に沿って主な項目につきまして説明させていただきます。  初めに、款5「受託水道事業費」、項5「水道管理費」、目5「浄水費」でございます。浄水費は、水源井戸からの取水等の浄水施設の管理運営に係る費用で、執行率約84.1%でございます。  浄水運営費でございますが、浄水運営管理委託料の設計委託料は、導水管布設がえ工事の設計委託料でございます。  次に、施設補修工事費でございますが、導水管布設替工事費は各水源から取水した水を浄水所まで送る管で、既設の口径 200ミリメートルの塩化ビニール管を、より耐震性の高いダクタイル鋳鉄管に、延長 686.9メートル布設がえした工事費でございます。  続きまして、目10「配水費」は、水道水を市内へ安定して供給するための事業費で、執行率約96.2%でございます。  配水管理費は、職員旅費を初めとして、消耗品費、通信運搬費、車両管理費等の経常経費でございます。  次に、配水運営費でございますが、配水運営委託料の漏水防止調査委託料は、水の有効利用を図るため深大寺元町の延長20キロメートルの漏水調査を実施した経費でございます。この調査の結果、4件の漏水を発見いたしました。  設計委託料につきましては、配水管の管種変更、改良工事の設計委託料でございます。  次に、配水運営工事費の漏水防止・制水弁等工事費につきましては、漏水調査委託で発見された漏水や、日々の給・配水管等の漏水修繕等に係る経費でございます。  配水管取替・消火栓移設等工事費でございますが、配水施設の耐震化と漏水防止のため、口径75ミリメートルから 400ミリメートルの硬質塩化ビニール管等、延長1万 1,320.2メートルの管種変更改良工事と、これに伴い消火栓を設置した経費でございます。この結果、配水施設に占める硬質塩化ビニール管の残延長は 6,822.2メートルとなり、割合は1.69%でございます。  道路関連移設工事負担金でございますが、京王線連続立体交差事業、及びこれに関連する街路事業に伴い支障となる水道管の移設工事等に係る負担金でございます。  続きまして、目15「給水費」は、配水管から分岐して各家に給水している給水管に係る管理運営の事業費で、執行率約98.1%でございます。   632、 633ページをお願いいたします。  給水管理費でございますが、職員旅費を初め、消耗品費、給水管理委託料、車両管理費等の経常経費でございます。  次に、給水運営費でございますが、給水運営委託料は、使用期間が満了となります量水器を交換した量水器検満交換委託料、漏水事故に対応しました漏水待機委託料、給水管ステンレス化工事の設計委託料などでございます。  次に、給水運営工事費の給水管取替工事費でございますが、漏水防止対策として塩化ビニール管やポリエチレン管の既設給水管を 797件の取りかえを実施しました給水管ステンレス化工事及び大口径給水管耐震化工事2件の経費でございます。  また、給水用原材料は、漏水修理、量水器検満交換時に使用する材料購入費でございます。  次に、目20「受託事業費」の受託事業管理費でございますが、都道上において給水管取り出し工事を施工した際の都道監督委託料でございます。 ○小林 委員長   はい、常世田水道工務課長。 ◎常世田 水道工務課長   続きまして、 632、 633ページの目25「業務費」であります。水道事業を執行するための年間経費でありまして、執行率は約96%でございます。  それでは、備考欄に沿って主な項目につきまして御説明いたします。  まず、一般職人件費でございますが、水道業務課、水道工務課職員47名と再任用1名の給料、諸手当、時間外勤務手当等でございます。  次に 634、 635ページをお願いします。
     ◎の業務管理費のうち、消耗品費、光熱費等につきましては、業務執行のための経常経費でございます。  次に、業務管理委託料の検針事務委託料は、水道メーターの検針委託料でございます。  次に、行政財産使用料ですが、水道庁舎と本庁舎倉庫の使用料でございます。  次に、一般会計負担金でございますが、本庁舎維持管理、職員研修、共済会、給料計算、契約事務等の負担金で、いずれも調布市に支払うものでございます。  次に、 636、 637ページをお願いします。  消費税及び地方消費税ですが、下水道使用料徴収経費に係る消費税でございます。  次の車両管理費ですが、燃料費、自動車保険、駐車場借上料等でございます。  次に、諸経費ですが、各種保険料等でございます。  最後に、職員給料から職員手当、諸手当等への流用でございますが、給料改定により職員の給料の額を全体として平均 2.3%引き下げ、地域手当の支給割合を 2.5%引き上げて14.5%となりましたため、支給額の変動等により不足額を職員給料より流用したものでございます。  業務費は以上でございます。 ○小林 委員長   はい、岩下水道工務課長補佐。 ◎岩下 水道工務課長補佐   続きまして、 638、 639ページをお願いいたします。  項10「建設改良費」、目5「配水施設費」は、配水施設の新設に係る事業費で、執行率約92.4%でございます。  配水施設管理費でございますが、職員旅費を初め、消耗品費、車両管理費などの経常経費でございます。  次に、配水施設整備費でございますが、配水施設整備委託料の設計委託料は、配水管新設工事に伴う設計委託料でございます。  次に、配水施設整備工事費は、将来の水需要に対応するための配水管整備の事業費でございます。  配水管新設・消火栓設置工事費は、配水管網の整備として口径75ミリメートルから 200ミリメートルを延長 3,166.9メートルの新設工事と、これに伴い消火栓を新設したものでございます。  以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○小林 委員長   理事者の説明は終わりました。これより一括して質疑、意見を許します。はい、雨宮委員。 ◆雨宮 委員   2点あるんですが、1つは、たしか4月からだと思いましたけど、サービスセンター、国領に移りましたよね。都の直営になって、水道にかかわる、あるいはサービスセンターがあそこに移転したことに伴う、例えば市民からの苦情みたいなものだとか、問い合わせみたいなもんだとかというのが、移転前と顕著な変化が何かあるかどうかという点が1点です。  それから、いわゆる3階建て以上のマンションなんかへの直結給水ができるようにするための配水管の取りかえ工事、ここ10年か15年間ぐらいでみたいな話で、前、東京都のほうから聞いたことがあるんですけども、その辺の具体的な話というのは、それ以後、計画みたいなことについて何か聞いていますか。 ○小林 委員長   はい、常世田課長。 ◎常世田 水道工務課長   最初のサービスステーションの顕著な苦情等というお話ですけれども、確かに4月から東京都直営のサービステーションが設置され、そちらで運営が行われておりますが、顕著な問い合わせとか苦情等というのは特にございません。 ○小林 委員長   はい、岩下課長補佐。 ◎岩下 水道工務課長補佐   3階建て以上のマンションなどに対する直結給水でございますが、東京都の事業として行われておりまして、ただし、給水装置にかかわる事業でございますので、現在、私ども水道工務課では、申しわけございませんが、事業としては扱っていない内容になっているんです。 ◆雨宮 委員   調布の水道が扱っていないのは、それはよくわかっているんですけど、調布にかかわる、調布の地域にかかわる問題で、東京都の計画として何か聞いていないか。 ◎岩下 水道工務課長補佐   東京都では、市民に対する広報としまして、ホームページですとか、小型の貯水槽をお持ちの、例えばマンションですとか、アパートのオーナー様に対して個別に御案内をして、直結給水に対するお知らせをしているところでございます。 ◆雨宮 委員   都としての年次計画みたいなものが明らかにされているというふうなことではないんですか。 ◎岩下 水道工務課長補佐   具体的な数字を上げた年次計画というのは示されておりません。 ◆雨宮 委員   わかりました。 ○小林 委員長   ほかに発言は。よろしいですか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○小林 委員長   それでは、なしと認め、質疑を打ち切ります。  お諮りいたします。  議案第57号「平成20年度調布市受託水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について」、本件については原案認定と決定することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○小林 委員長   御異議なしと認め、原案認定と決定いたしました。  以上で当委員会に付託されました案件の審査は終了いたしました。  それでは、委員の皆様は、この後、御協議いただきたいことがありますので、このままお残りください。  では、理事者の方はここで退出をお願いいたします。暫時休憩いたします。    午後4時48分 休憩        ─────────── ── ───────────    午後4時49分 開議 ○小林 委員長   それでは、委員会を再開いたします。  それでは、協議事項に入りますが、委員会の行政視察を議題とするものであります。  前回、6月の委員会におきまして正・副委員長に一任となっておりました日程、視察先等の調整が済みましたので、御提案させていただきます。  日程は、10月13日火曜日から15日木曜日までの2泊3日とし、視察先及び内容は、10月13日が岩手県盛岡市の盛岡駅西口整備について、10月14日が宮城県仙台市の杜の都の自転車プランと駐輪場整備について、松森清掃工場、スポパーク松森について、10月15日が栃木県宇都宮市のみんなでごみのないきれいなまちをつくる条例について、路上喫煙等による被害の防止に関する条例についてとさせていただきたいと思います。  以上申し上げました内容で視察を実施することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○小林 委員長   御異議なしと認め、さよう決定いたします。  なお、詳細につきましては正・副委員長に一任させていただき、関係資料ができ上がり次第、送付させていただきます。  以上で協議事項を終了させていただきます。  それでは、これにて建設委員会を散会いたします。御苦労さまでございました。    午後4時51分 散会...